2012年12月21日

コストカットは計画的にどうぞー。


薬局で薬を貰ったはいいけど、管理指導料とか調剤基本料とかって何なんだよ!
あァ?おいらてめぇに指導なんてされてねぇんだけど!?
しかも基本料って!ド○モかよ!


えー、はい。
今回たまたまコメントで言われたことなんだけど、けっこうこのテのワードで検索して来る人が多いんだよね。
ぶっちゃけおいらは調剤にも病院にもまーーったく関係ねぇから、どーしても無責任な物言いになるだろうと思って封印してたネタの一つなんだけどね。
良い機会だしやっちまおうかー。
裏事情とかも全く分からないから、異論反論弁護あったら例の如くコメントで頼むよ。


まずは調剤基本料の方だけど。

同じ薬を同じ病院から処方されても、その処方箋を出す薬局によって払わなくてはいけない金額が変わることがある!

何を言っているのか分からないと思うがおいらも(ry
詐欺だとか技術料だとかそんなチャチなものではない、もっとワケのわからないものの片鱗がそこにあるわけだ。
これはもう薬局を利用する以上騒ごうが喚こうがどうしようもない。
規定事項、確定事項、決定事項、どう呼んで貰っても構わんが、とにかく客には覆しようが無い。
じゃあ調剤基本料を一言で表すとしたら?
うーん・・・手数料?受付料?調剤料?
まあ具体的な名前を付けられない時点でテキトーな名前を付けてカネを取ってる胡散臭いモノという認識でだいたいオッケーよ。

この調剤基本料は40点として計算される事が多い。
40点ってーと、1点=10円だから400円だな。
例外が「4000回以上の受付回数かつ集中率70%以上」の薬局はこの基本料が24点=240円として算出されるところだ。
受付け回数ってのは薬局が処方箋を受け付ける回数で≒客数≒精算回数みたいなもんだな。
集中率って方がちょっと特殊で、その薬局に持ち込まれた全ての処方箋のうち特定の医療機関の処方箋が7割を超えている場合って意味だ。
この二つの条件が同時に成立している薬局の基本料は240円になりますよーって事。
ちなみに件数と集中率は薬局の自己申告らしい。
もっとぶっちゃけると。
でっけー病院のすぐ近くで、それをさばけるくらい沢山人のいる薬局の基本料は安いよーって事だ。
年中無休だとしても一日アベレージ130件の調剤がある薬局か。
8時間営業として一時間に17件?
しかもアベレージ130なんてキレイに分かれるはずなんて無いんだから、日によっては200件とか300件とか?
うっへーそんなトコで働きたくねぇwww
少なくとも受付が1コしかない薬局ではまず不可能な数字で、該当するのはかなりデカい病院の直近で、これまたかなりデカい薬局ってイメージが伝わればいい。
そういう特殊なトコ以外は1件400円もらいますよーってのが調剤基本料だ。

じゃあ、何でまた国はこんな一般には分かり難い区分方法で薬局を仕切り分けしたのか。
国の「オモテの声」はこうだ。
国としては病院のそばのデカい薬局じゃなくて、家の近くにある薬局をかかり付けの薬局にして欲しいよ、と。
だから病院のそばにあるデカい薬局は点数を低くして、1件あたりの儲けを少なくしちゃうぞー、と。
・・・おかしいだろ?矛盾してるだろ?ちょっと何言ってるのかワケわからんだろ?
国ってのはこういうお為ごかしを平気で垂れ流す馬鹿なんだ。

百歩譲ってそういう思惑が国の本心だったとしてもだ。
やった事の結果は、デカい薬局の値段を安く設定しただけ。
じゃあ、同じサービスを提供されるのに高いのと安いのと、客はどっちを選ぶよ?
結果として件数の多いデカい薬局はさらに件数が増えて、少ない薬局はさらに少なくなる調整でしかないんよ。
いくら薄利にしようと、多売になる調整なんだから意味ねーよな。
そりゃ国としては見せかけの医療費は減るかも知れんけど、デカい薬局は利益率が落ちて、小さい薬局は売り上げと客数が減って。
結局は国が一人勝ちで、そのぶん大小関わらず薬局にしわ寄せを持たせるよく出来たシステムよ。ホント。


はいつぎー、管理指導料ね。
正確には「薬剤服用歴管理指導料」だったかな?
まあそんな感じの名前。
だいたい30点=300円くらい付けられてるんじゃないかな。
あ、今は他の業務と包括されて41点=410円なのか、へ〜。

じゃあ、この管理指導料って具体的にはどんな作業に対する対価なんだろうね。
かなり辛辣なこと書くんで、意訳のないよう厳密にいこうか。


薬剤服用歴管理指導料は、患者に対して、次に掲げる指導等のすべてを行った場合に処方せんの受付1回につき30点41点算定する。

•イ 患者ごとに作成された薬剤服用歴に基づき、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量、効能、効果、副作用及び相互作用に関する主な情報を文書又はこれに準ずるものにより患者に提供し、薬剤の服用に関して基本的な説明を行うこと。
•ロ 処方された薬剤について、直接患者又はその家族等から服薬状況等の情報を収集して薬剤服用歴に記録し、これに基づき薬剤の服用等に関して必要な指導を行うこと。
•ハ 調剤日、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量その他服用に際して注意すべき事項を手帳に記載すること。
•ニ 患者ごとに作成された薬剤服用歴や、患者又はその家族等からの情報により、これまでに投薬された薬剤のうち服薬していないものの有無の確認を行うこと。
•ホ 薬剤情報提供文書により、投薬に係る薬剤に対する後発医薬品に関する情報(後発医薬品の有無及び価格に関する情報を含む。)を患者に提供すること。


これらの作業ってアナログだと情報の保管、管理から共有だの保守保全だのと確かにとんでもない作業量なんだろうけどさ。
現代だとパソコンのテンプレにポチポチっとで終わりじゃん。
だって調剤の内容を入力しーの客に必要な薬の情報をプリントアウトして配りーので終わりの作業だぜ。
作業時間?ほぼゼロやん。
まあこのプリントは貰っても貰わなくても点数は変わらないからいい。
だけど、これが薬剤の服用歴を管理及び指導?
これは名前が実態に即してないよ。
システム維持管理保全料とでも改名するべきとこじゃないの?

おまけにこの指導料、拒否すれば加算はされない?らしいんだけど。
・・・拒否してるヤツ、いる?
いやむしろ
・・・拒否「できる」ヤツ、いる?
ジェネリックがどんなもんなのか、たったそれだけを薬剤師に訊ねるのでさえ難儀するヤツが多いのにだ。

「あ、その説明とか管理とかいりませんから」

なんて言えるヤツって、いる?
居酒屋の勝手に出てきて勝手に精算されるまずいお通しに近い理不尽さだ。

そもそも危険物である医療用医薬品。
いつ、誰に、何を、どれだけ売ったのかを記録しなければならないのは当然の業務だ。
それは薬剤服用歴管理指導とは別の業務で、毒劇物取締法でも規定されているようにそこに「報酬」なんて発生しない。

もちろん薬歴はそのような単なる売買の履歴だけではなくカルテのような側面もあり、治療に役立つ事もあるという人もいるかもしれない。
が。
薬歴が処方変更の理由になるってお前それどんだけレアケースだよと。
410円半強制徴収の理由としてはちょーっと弱いんじゃねぇか?

そもそもおいらはシステムの機能としてオマケして「共有」という機能を付け加えてあげたが、実際に使用されてるシステムにこの「共有」の機能が必要十分に搭載されているのかは疑わしい
というか、まず無いだろう。
共有と言うからには、ある患者の薬歴を企業やチェーンの垣根を越えて情報共有するシステムを指している。
全く異なるクレジット会社でも一つの会社でブラックリスト入りしたらどこのカードも差し止められるだろ?
最低でもあれレベルの共有力が無ければ話にならん。

この共有が不可能ならば、今度は薬局ごとに患者を囲い込んで共有の必要を無くすしかない。
いくら国がかかりつけ薬局システムを作りたいだなんて言っても、そもそも院内調剤が無くなって門前薬局を作った時でさえ移動すんのがめんどくせーと不平不満たらたらだっただろうに。
一区画ごとにコンビニがあるこの時代に、カネでもくれなければ誰がごまんとある薬局をわざわざ一つに絞るなんて面倒臭いことするかってんだ。
国がアメなりムチなり強制力なりを用意しねー事には理想なんざ垂れ流しで終わるし、垂れ流しで終わってるうちは完璧な薬歴管理なんざちゃんちゃらおかしいという話だ。
一回でも他の薬局で薬を貰っていればそれは即ち情報モレだし、モレを防ぐ手立ての無いどころかモレたかどうかすら分からない管理って、そいつは管理と呼ぶには少し甘すぎるんじゃねーの?と。

さらにこの大もと、薬剤師による情報提供自体に大きな欠陥がある。
薬剤師に与えられる患者についての情報ってのは保険証から読み取れること+医者からの処方箋のみ。
ほんとにこれだけだ。
コメントでも書いたことだが、一体これだけでどうやって医者の意図と病名まで読み取れってんだと。
(あ、だけど可能性の考慮とは別問題ね)
必然的に突っ込んだ説明はできないから、その成分についての一般論を言うだけになっちまう。
だけどそれのどこが「指導」なんだよと。
宿題やってこなかった生徒に盗みが如何にやってはいけない事かを「指導」するようなもんだ。

そりゃ薬剤師からしたらワケわかんねーから「ワレ今日は何でウチに来たんや?おぉ?」くらい聞くでしょうよと。
だけど患者からしたらそうは感じない。
病院の受付にも診察前の看護師にも医者にも話して来たのに、またテメーに説明しなきゃならんのかよと。
まして患者にとって言い辛い内容ならば一発アウトでクレームになりかねないよな。
薬屋の側からすりゃあ目の前の人間が痔だろうがエイズだろうがガンだろうが空気感染しねー限りはなーんにも感じねーけど、言う方はそうは行かんでしょと。
しかも薬剤師からすりゃあ必要だから聞くワケだけど、それが疑義照会に繋がることなんざ万に一つだ。
患者からすれば言わされただけにしか感じない。
こんな矛盾だらけの問答だって「指導」として410円の一部に含まれてるんだ。
年間に換算すると単純計算で実に2900億円もの予算がこんなワケの分からないことに割かれてるんだぜ。

410円取るための名目だけ設定してるわりには、それに見合った骨子が出来てねーよ。
ちなみに410円ってーと前回の記事で紹介したユンケル黄帝液、通称「無印ユンケル」の実売価格と同程度ね。
実際の商品に換算すると途端に生々しくなるだろ?
「薬剤服用歴管理指導料」という制度は、現状おいらからすれば客がレジで買い物するたびに客が拒否さえしなければ無印ユンケルをピッと追加しちゃっていいよーってシステムにしか見えないんだ。
実の無いところに制度を作るあたりいかにもお役所って感じだけど、企業がこんな制度勝手に作ったら、どうよ?

別に薬剤服用管理指導料に関わる業務を全て否定してるわけじゃねぇんだ。
でも本当にどーしてもイ〜ホまでの業務が大切だって言うなら、それぞれに点数を設定すりゃあいいだけの話じゃねぇか。
形骸化している業務や対価に値しない業務を必須または重要度の高い業務とセットにするからおかしなことになるんだ。
売れないでホコリかぶってる商品を生活必需品と抱き合わせでセット販売するクソ企業がどこにあるってんだ。
公が一般人には理解できない回りくどい文章で誤魔化してるから許されてるだけで、私でんなことやってたら経過観察抜きの一発で業務改善命令下るっつーの。


あー、だからと言って薬局の人間にあーだこーだ言うのも筋違いだぜ。
まさか薬局の人間に食ってかかるキチガイみてーな奴はいねーと思うけど念のためな。
牙向ける相手を選ばないキチガイはモンスター扱いされて当然だ。
それに拒否できるかどーか知らんが、拒否することのリスクだってあるんだぜ。

例えば、もし貰った薬に全回収クラスの欠陥があることが判明したら?
実際はどうするのか知らんけど、履歴さえあれば薬局がメーカーに代わって回収に取り掛かるんじゃねぇかな。
履歴を断るっつー事はその手がかりを自分で無くしちまうって事だ。
スーパーで例えるならレシートを(捨ててくれではなく)出さないでくれという注文に近い。
売買の記録自体が無いんだから売ったモンにどんな不備があろうと店は知ったこっちゃねぇし、もちろんレシートが無いんだから返品なんぞ言い出したら蹴り飛ばすぞ

客の側からすれば同じ薬を貰うのに薬局によって値段が違ったり、覚えの無いサービスの対価を取られるのは納得が行かないという気持ちは理解できる。
だけどそういう客に限ってモンスター一歩手前、ありもしない権利までもをどこからか聞きかじった程度の知識で振りかざす輩が非常に多い。
自分は一体何に対して憤りを覚え、最終的にどうしたいのか。
調剤基本料や管理指導料がムカつくー!ってんなら、怒りをブチ撒ける先は国、または厚生労働省だ。
薬代を安くしたいっつーのなら領収書を薬剤師に見せて、どの名目のサービスにどんだけのカネがかかってるのかを相談して、無理なくカットできるもんがあるなら次からはそうすれば良いんだ。
その相談にすら嫌な顔するような薬局なら、そこは薬剤師じゃなくヤクザが受付に立ってるただの自販機だから二度と行かなければ良い。

誰が悪いか、何が問題なのかを考えずにとりあえず目の前にいる立場の弱い人間に噛み付くのはただのキチガイだ。
以上を踏まえ、リスクとメリットをきっちり把握してコストカットに励んでくれ。

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posted by 猫耳将軍 at 18:58| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月07日

新約・ユンケルの仲間たち


諸事情によりかなり間隔が開いてしまったが、今回は延滞企画第四弾だ。
ネタ提供はHN:おっさんBaby氏。
内容は・・・

『ユンケル的なドリンクを飲んでみてーんだけど、高いヤツってどんな味がすんのか毒見しろやゴルァ』

とな。
確かに生薬系ドリンクってどいつもこいつもマズい
ましてクソ高けぇなら余計に、買いはしたけど飲めねぇよという事態は避けたいよな。
と、いうことで、ウチで扱ってるやつを試してみた。
全種コンプとはいかないし、味に関してはおいらの独断と偏見オンリーなので、まあ参考程度に。
一部サンプルで協力してくれた佐藤製薬さんありがとー。

さてその前に。
ドリンク剤によく含まれている生薬で、特に味に影響を与える生薬を紹介しよう。
これを知っていれば、おいらが今回紹介しないドリンク剤についてもある程度味の予測が立つようになるはずだ。

ところで、実は生薬を紹介しているサイトは既に沢山あるんだよね。
あるんだけど、どーにも味に関する記述が納得いかんのだ。
例えば 人参 性味:熱 甘辛 とかよく書かれてるけど、お前ほんとに人参を口に入れたことあんのかよと。
どーしても信じられねーんだよな。
本当に人参かじったヤツなら絶対に苦味と酸味も感じてるはずだもの。
むしろあんまり甘くねぇ。
ナマの高麗人参はクッッッッソ苦辛いし。
って事で、一部おいらの独断と偏見を加えた味の一覧表を紹介するよー。

ニンジン:人参
野菜のキャロットとは別種なのは言わずもがな。
高麗人参のことで、生薬系ドリンクにはまずこいつが入っている。
味は強辛 苦 酸 微甘
ただし煮出すと甘みが少し強くなる。

ゴオウ:牛黄
牛の胆嚢または胆管にできる石、要は胆石だ。
元は胆汁だし、当然ながら味は強苦
文献には微甘ともあるけど・・・本当かよ。
ヒトの胆石も似たような味になるのかね。

インヨウカク:淫羊霍
和名ではイカリソウと呼ばれるものの葉っぱ。
むしろドリンク剤ではイカリソウ表記のほうが多い。
味は少し辛いのと、独特の臭いがある。
グロンビターDくせぇ。

エレウテロコック≒五加皮
特に「エレウテロコック」として扱われる場合は南米やアマゾン原産!と見出しが付くことが多い。
名前だけでガラナやマカ、ムイラプアマのようなインパクトを与えたい馬鹿の考えそうなことだ。
要はウコギという樹の樹皮で、一種のエゾウコギなんてその名の通り北海道に自生している。
別にそこまで有り難がるもんでもない。
生薬としての味は少し辛く、何とも言えないエグ味がある。

サンザシ:山査子
バラ科サンザシの実。
一般商品でもよくリキュールとかにされてる。
味は甘くてちょっと酸っぱい
生薬として乾燥させると甘みが強くなり、酸味が少し抑えられる。
見た目も味もちっちゃいローズヒップ。
バラ科の亜種なので当然っちゃあ当然か。

ジオウ:地黄
ゴノハマグサ科植物ジオウの根。
単独で食べたことないけど甘くて少し苦いらしい。
大量の鉄分を含む。

黄精:オウセイ
ユリ科ナルコユリの根。
根は生だと苦い上にちょっと有毒。
これを蒸しては干し、干しては蒸しを繰り返して薬にしたもの。
高級品はやりすぎて原型を留めない炭の粉末みたいになってる。
味は少し甘い

ゴミシ:五味子
マツブサ科ゴミシの実。
生薬界のワイルドジョーカー。
その名の通り、その時の体調によって甘・辛・酸・苦・塩のどれかに感じるそうな。
クエン酸含有量が多いのかね。
でも、いくら何でも塩はねーだろ塩は
おいらが食った時は普通に甘酸っぱかった

番外

ローヤルゼリー
食ったことないヤツははちみつ味だと思ってるはず。
これめちゃくちゃすっぱいぞ。
たぶんレモンよりすっぱい。
でも配合される量はもったいぶって多くても200mg程度なので、そこまで味に影響はないはず。

〜チアミン・ビタミンB群
総じてマズい。
五味では表現不能なマズさ。
さらにビタミンB群が強化されてるドリンクはびっくりするほどクソまずい
チョ○ラBBドリンクとか。
タケダが誇るフルスルチアミンってのは要はビタミンBのカタマリ
さらにマズい。
アリナミンVとか飲めばビタミンBのマズさがわかるはず。

製法

〜チンキ
生薬をエタノール又は精製水を加えたエタノールに浸したもの。
液体部分のみで、生薬の出しガラは換算されない。
基本的に生薬そのものの風味は少し薄まる。
また、特によくアルコールに溶け出す成分もあるので生薬そのものとはかけ離れた味になることも。
総じてちょっとエグ味が強い。
非加熱。

〜流エキス
その1ml中に生薬1g中の可溶性成分を含むように製した「液体」かつ「アルコールを含まない」製剤のこと。
生薬1gを入れるのと成分の上では同じようした液剤ってことだ。
非加熱。

〜エキス
生薬の浸出液を濃縮又は乾燥して「液体以外」の状態にしたもの。
固体、粉末、粒状はもとより、水あめ状もこれに属する。
液状と水あめ状の境界は誰が決めるんだろうな。
当然ながら多くの場合、流エキスよりも味は濃くなる
また、製造の過程で熱を加えるので成分も流エキスとは異なることが多い。

だいたいこんな感じ。
ちょっと悪いことに手を染めてまで協力してくれた山中せんせーありがとー。
うん、だいたいのヤツは過去に味見したことあったとか口が裂けても言えない!
ぜったい保健所にチクったりしないよ!

以上を踏まえて、今回はスポンサー協力してくれたユンケルシリーズを例に挙げて本題に入る。


ユンケル黄帝液 30mL 840円
黄帝.jpg
主な生薬
反鼻チンキ シベットチンキ ゴオウチンキ
ニンジン乾燥エキス 西洋サンザシエキス ジオウ乾燥エキス

いわゆる「無印」と呼ばれるユンケル。
生薬の種類は7種だが反鼻、シベットは味よりも風味に影響を与えるものだ。
ちなみに反鼻は乾燥マムシで、シベットはジャコウネコの分泌物。
生薬の種類が少ないぶんニンジンの強い辛味が前面に立っている。
ユンケルの基準!と言うには辛さがはっきり主張しすぎている気もする。
総合評価 甘5 辛9 酸4 苦6


ユンケル黄帝L 30mL 840円
L.jpg
主な生薬
シベットチンキ ゴオウチンキ ニンジン流エキス
西洋サンザシエキス ジオウ乾燥エキス

LはレディのLなのかライトのLなのか佐藤の人に聞くのを忘れた。
種類は無印とそう変わらないが、各種配合量が異なる。
ニンジンは無印が乾燥エキス10mgに対してLは流エキス600mg。
さらにサンザシエキスは3倍、ジオウ乾燥エキスは4倍と、全体的にかなり甘さに偏った配合となっている。
全ての生薬ドリンクの中でも特に飲みやすい味だ。
そのぶん、個人的にはドリンク剤に効果は期待していないが、効果と飲んだ!感は低いかもしれない。
総合評価 甘10 辛2 酸2 苦3


ユンケル黄帝DCF 30mL 1,020円
DCF.jpg
主な生薬
反鼻チンキ シベットチンキ ニンジン流エキス
西洋サンザシ乾燥エキス ジオウ乾燥エキス

DCFとはDe-Caffeine、カフェイン除去という意味。
夜に飲むような客層を狙っているのだろう。
生薬の配合量と種類はユンケルLとあまり変わりがない。
味も甘めで飲みやすい・・・のだが、なぜか辛い
飲んだ瞬間は甘いのに、後味がけっこう辛っ。
ゴオウと反鼻が入れ替わっただけでここまで後味に差が出るのか。
はたまた他の部分での違いなのか。
どちらにしろ、この辛さではいくらカフェインフリーでも寝る前に飲んだら目が覚めちゃうぞ。
総合評価 甘9 辛2→7 酸4 苦2


ユンケル黄帝ゴールド 30mL 1,224円
ゴールド.jpg
主な生薬
イカリソウ流エキス ニンジン流エキス 反鼻チンキ
ニクジュヨウエキス ゴミシ流エキス サンシュユエキス

配合を見た感じ、滋養強壮というよりは胃腸薬みたいな印象を受ける。
味は無印の辛さを抑えて酸味と苦味を少し強くした感じ。
とはいえ、飲むのに差し支えるほどではない。
おいらは「ユンケルの味」というとコレの味を思い浮かべる。
総合評価 甘6 辛6 酸5 苦5


ユンケルD 50mL 1,530円
D.jpg
主な生薬
黄精流エキス イカリソウ流エキス ニンジンエキス
反鼻チンキ 

初めて飲んだ時の感想は「なんか・・・薄い?」 
記事書くために改めて飲んでみたけど、やっぱりちょっと薄い。
単純に液量も50mlと、生薬が少ないのに量が他のユンケルより多いせいもあるんだろうなぁ。
配合的にもトガってない当たり障りのない配合だ。
生薬独特の雑味が少ないぶんビタミンB群のマズさがちょっと顔を出している気がする。
総合評価 甘5 辛4 酸4 苦7


ユンケル黄帝ロイヤル 50mL 2,039円
ロイヤル.jpg
主な生薬
エレウテロコック流エキス 黄精流エキス イカリソウ軟稠エキス
シベットチンキ 海馬チンキ 反鼻チンキ

ここら辺から味も値段も見た目も、バブルの申し子という感じになってくる。
エウテロコックは主にゼナシリーズによく配合されている。
上でも紹介したが、いかにも栄養ドリンク!という感じのエグ味がプラスされる。
効果音で言うなら「ガヤ」といった感じで、総じて味のはっきりとした判断が難しくなる。
海馬はそのままタツノオトシゴで、絶倫薬としての言い伝えが残る。
たかがチンキ100mgでどこまで絶倫になれるのかはお察し。
総合評価 甘4 辛7 酸7 苦7


ユンケルファンティー 50mL 3,059円
ファンティ.jpg
主な生薬
ニンジン流エキス イカリソウエキス 冬虫夏草流エキス
タイソウエキス トウキエキス トチュウ流エキス
トシシ流エキス ブクリョウエキス オウギ流エキス
ゴミシ流エキス 竜眼肉エキス ジャショウシ流エキス
反鼻チンキ シベットチンキ

コレと次に紹介するユンケルスターがユンケルの最高ランクだ。
生薬の量も種類も他のユンケルとはまさにケタ違い。
味の第一印象は濃い薄いではなく「重い」という感じ。
決して美味しくはないが、高価なモノを飲んでいるという気分を味わえる。
よくよく味わってみると、他のユンケルシリーズよりも少し苦い?
後味もこれまでの甘さや辛さよりも苦味と酸味が後を引く感じだ。
ところでファンティーって黄帝のネイティブ発音なんだろうけど、意味おんなじじゃね?
総合評価 甘4 辛6 酸6 苦8


ユンケルスター 50mL 4,078円
スター.jpg
主な生薬
紅参流エキス イカリソウ流エキス 反鼻チンキ
何首烏エキス ガラナエキス 山薬流エキス 
枸杞子流エキス 山楂子エキス 地黄乾燥エキス
五味子流エキス 山茱萸流エキス 杜仲流エキス
菟糸子流エキス 茯苓エキス 当帰エキス
麦門冬エキス 遠志エキス 甘草流エキス
黄耆流エキス

こいつがユンケルの最高峰。
4千円もあればテレビに出るような店の分厚い霜降りステーキが食えるのにとか考えたら負け。
ここに至って杜仲、麦門冬、当帰、茯苓と漢方薬のメインを張るような大物が顔を揃える。
しかも生薬はほぼ全て漢字表記でフリガナを振る徹底ぶり。
サンシュユとか漢字で表記されると文字コード変えんとワード下書き保存できんがな。
ちなみに紅参ってのは種としてはこれまで出てきたニンジンとまったく同じもの。
生薬として造る時の製法がちょっとめんどくさい。
フタの造りからして高級感が溢れてるのだが、開けた瞬間からいかにも「薬でござい!」という匂いがプンプン。
味は・・・あれだ、ありったけのハーブとドライフルーツをごった煮にして煮詰めた感じ。
佐藤製薬の公式ページによると、実は疲労回復効果はユンケルファンティーの方が上・・・らしい。
総合評価 甘7 辛8 酸5 苦7


以上、ウチで扱ってるユンケルはこれで全部。
主だったンケルはほぼ全て網羅してあるはずだ。
あ?値段に対する価値?コストパフォーマンス?
良くも悪くもワインみたいなもんだな。

馬鹿はこれを効くと思って飲む。
ちょっと頭いい奴はこんなの効かないやと飲まない。
そして本当に頭いい奴は、この程度の出費は歯牙にもかけねーくらい稼いでるんだよ、きっと。

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posted by 猫耳将軍 at 14:24| Comment(23) | TrackBack(0) | お薬もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする