2012年09月26日

サラサラ血液などと安易に口にする馬鹿を信じるな。


延滞リクエスト第二弾!
今回のリクエストはHN:方向ウンチ氏より。

「飛行機に長時間乗ることが多いんだけど、肺血栓とかコエー。
バファリンって血栓溶かす作用あったよね
あれ飲んでも意味ないの?」


海外によく行くのに方向ウンチって致命的なんじゃねーのか?
などと余計な心配も沸いて来るんだけど、まあ置いといて。
まずは何を言ってるのか分からない人もいるだろうから説明しよう。

長時間座りっぱなし状態の人というのは血流が下半身で滞り、血の塊的なモノが血管内にできちゃうことがあるんだよな。
それがただ流れるだけなら良いんだけど、場合によってはその塊が血管の細いところに詰まって梗塞を起こすこともあるんだ。
特に危ないのが微細な血管がいっぱい通ってる臓器、つまり脳や肺、そして心臓
手や足で詰まっただけでも結構な事態なんだけど、こういった臓器の梗塞は即、死に繋がる超危険部位だ。
こういった症状はエコノミークラス症候群と呼ばれ、特に肺に梗塞が起きる場合が多いことから死亡率も高く、1977年の初報告からたった30年ほどで爆発的にその名前を広めていったんだな。
エコノミークラスでのみ起こるわけではないけど、発症率は座席が狭くて体の動きが制限されるエコノミークラスに特に多いことからこの名前が付いたそうだ。
長時間映画を観たり、寝たきりの人とかでも起きそうなもんだけどなぜかあまり起きないことから、ただ同じ体勢で圧迫するだけではなくて、気圧の高低差なども大きな原因にあっているようだね。

んで。
ウンチ氏はこの血栓が怖いから、どこかから血栓予防に低用量アスピリン療法が有効なんじゃね?と聞きかじったってぇワケなんだろうな。
結論からすると、エコノミークラス症候群に低用量アスピリンはあまり効果が無い
そこら辺の違いを少しだけ掘り下げてみよう。

エコノミークラス症候群よりさらになじみの薄いであろう低用量アスピリン療法とはなんぞや?
アスピリンってーのはあの頭痛薬とかによく入ってるアレのことだ。
ウンチ氏の言うとおり、アスピリンの入ってる市販薬で一番有名なのはバファリンだろう。
個人的にはアレを痛み止めの第一選択肢としてオススメする事はあまり無いのだけど、それはまあいい。
このアスピリン、解熱や鎮痛作用だけでなく血小板が集まって固まる作用を抑制する効果もある。
この抗血小板効果のみが欲しい場合は、痛み止めとして使用するよりも少ない量を長期的に投与する必要があるため、このようなアスピリンの使い方は特に低用量アスピリン療法と呼ばれている。

ただし、だ。
この低用量アスピリン療法というのは脳や心臓のような血流の速い部位での血栓に効果を発揮するものだ。
こういった流れが速く強い場所で起きる血栓の原因は、血の塊というよりは血管内にできた傷などによって血管の一部が狭くなってしまうことにある。
そこに、本来詰まるはずの無いくらいのカケラが詰まってしまうと脳梗塞や心筋梗塞となる。

対してエコノミークラス症候群による血栓は、特に血管に問題が無くても詰まってしまうほどの血栓が静脈にて作られてしまうことが原因だ。
血流がゆっくりで、しかも圧迫によって血流が滞ったために起きる血栓にはあまり効果が見られないという報告が既にいくつかあるようで
このような場合に対する血栓予防には、どちらかといえばワーファリンの方が正しいはずだ。
調べた限りだと、実際に長時間のフライトをせざるを得ない人に処方されている例も十分にあるようだ。
これらは薬屋で売れるシロモノではないので、まずはその旨を医者に相談してみてはどうだろうか。

ちなみに。
ワーファリンはビタミンKの働きを抑えるものであり、ビタミンKが豊富な納豆などを食ってしまうと意味が無くなることで有名だが
似たような効果で納豆を食っても問題のない薬もいっぱいある。
もちろんそれぞれ異なる副作用もあるので、そこらへんも含めて相談してみてくれ。

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安西先生・・・リクエストの内容がただの薬屋には荷が重いものばかりです・・・
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posted by 猫耳将軍 at 14:20| Comment(11) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月01日

アイデンティティ・クライシス?


酷い。
オリンピックがいろいろと酷い。
今のところ大騒ぎされている柔道、体操だけじゃなく、水泳もフェンシングもカヌーも全部酷い。
柔道の青白旗挙げゲーム例の如く朝鮮人の買収を疑ったけど、それだけじゃ説明が付かないくらい他の試合での判定もおかしかった。
あ、でも女子52kg級金メダルの北朝鮮の人は素人目に見ても普通に強かった。
どちらにしろ全体的にミスジャッジ等、運営責任寄りのミスが多過ぎるんじゃないか。
繰上げとはいえ銀メダル取った選手に

「別に4位でも変わらんし」

なんて言われて何も感じない程度の運営進行しかできねーなら、そもそもオリンピック誘致なんざすんなよと。
誤審は無いに越したことはないし誤審を認めて訂正するのは結構だけど、誤審を通すにしろ認めるにしろ、そこに審判としての誇りが一切感じられない。
誇りを賭けて記録に挑んでいる選手とその競技に記録の訂正のみで報いたって、そりゃ喜べねーよ。
誇りの部分がまるっきり足りてねーんだもん。
ああ、英国紳士の条件に誇りというステイタスは必要ないんでしたっけ?
英国紳士と世間一般の思う紳士ってのは語感が似てるだけで全く異なるものなんだね。
マネーゲームは結構だけど、イメージを含めるとそれを上回る損失なんじゃないのか。
以上、ド素人が語る日程を4日終えた時点でのどーでもいい寸評でした。


さ、誰も得しない愚痴はこのへんまでで。
オリンピックの陰に隠れてちょっと不穏なニュースが。

エボラ出血熱、典型症状なく発見遅れる ウガンダ当局
http://www.cnn.co.jp/world/35019793.html


名前だけは有名なエボラ出血熱。
主な感染源は現地特有のコウモリによるもので、致死率は50〜90%ほどと非常に高い。
症状も発熱、嘔吐、頭痛etcとロクなもんじゃないが、その中でも「エボラ出血熱」たらしめているのが消化管や粘膜からの出血。
七孔噴血とはこのことで、体じゅうの穴(=粘膜)からの出血が特徴的だ。
目、口、鼻から血を垂れ流しながら死に至るという症状が与えるインパクトは凄まじいものであろうことは想像に難くない。

しかし最終ホストの致死率が高い寄生生物というのは長いスパンで見ると宿主の枯渇により絶滅に至る訳で、生物としては欠陥品だ。
このエボラウイルスもそういう意味では間違いなく欠陥品だった。
伝染病に対する知識に乏しいアフリカの田舎とはいえ、過去十度ほどの流行全てでその中心となった村は例外なく壊滅している。
過去の流行では大統領権限により軍隊も出動したことがある程だ。
出動目的は「救助」ではなく「封殺」。
感染が疑わしい村の住民を外界に解き放たないための包囲。
許可なく包囲を抜けようとする者には警告なしの発砲も認められていた。
要は外界に出てしまえば拡散を止める手段は無いという事だ。

逆に言えば今までは「それだけ」で済んでいたとも言える。
たかがアフリカのたかが片田舎を壊滅させるだけの伝染病。
症状とは裏腹に、大陸レベルで猛威を振るったコレラ等と比べるとちょっとインパクトに欠ける爆発力だ。
同じアフリカ発のウイルスであるエイズウイルスなんて既に世界中に広まっていることも考えれば、違いは明らかだ。
その理由もウイルスとしての欠陥故のもので、このウイルス、発症までの潜伏期間が約7日と短い。
そしてひとたび発症すると病状の進行がとても早い
39度台の高熱、嘔吐、下痢と来てあっという間に消化管や粘膜からの出血に至るわけで、そんな状態で人の多い場所に行こうという輩は少ないだろう。
おかげで感染者は次の感染者を生む前に死に絶え、あるいはその特徴的な症状から早期に隔離されるなどで世界的なバイオハザードには至っていないのだ。

そんな生物的には欠陥だらけのエボラウイルスが、このたびバージョンアップして発見された。
それを伝えるニュースが上で貼ったリンク先。
このウイルスはアイデンティティクライシスというか何というか、何と出血しないそうだ。
それをエボラ出血熱と呼んで良いかどうかはともかく、あまりに特徴的な症状が出ないためにエボラ出血熱という診断が遅れる事になる。
旧ウイルスに比べて穏やかな症状というのも診断の遅れに一役買っていて、しかも潜伏期間が10〜14日ほどと、従来品より比較的長い。
とりあえず感染者の二人の容態は落ち着いていることから、殺傷力と引き換えにステルス性を獲得したと見受けられるが、問題はこの感染者が確保されるまでにどれだけの人間と接触したか、そして二次感染者がこの先どれだけの感染を生むかだ。
旧エボラウイルスはごく一部の例を除き基本的には空気感染せず、飛沫・血液感染のみとされていたが、果たして。

・・・関係ないけど、オリンピックって病原菌をワールドワイドにバラ撒く手段としては文句なしに最ッ高だよね!!

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とりあえず、特に世界規模の大会中は韓国はこっち見んな。
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posted by 猫耳将軍 at 12:42| Comment(12) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月01日

噂なんて事実じゃないから噂止まりなんだ


前回の検索ワードの話を引っ張るわけではないが、少し気になったことがある。
「インフルエンザ」のワードが多かったとは書いたが、「インフルエンザ ワクチン 不妊」というワードがいくつか混じっていたからだ。
おいらはこのブログにおいて、不妊に関する話題を扱った覚えが無い。
意外かもしれないけど「インフルエンザ」をメインにした記事を書いた事さえないと思う。
そんな有名なそこら中に転がってる話をドヤ顔で説明するおいらの顔を想像すると、おいら自身がブン殴ってやりたくなるからなのだけど、それは置いといてだ。
そもそも何故にインフルエンザと不妊が同列のワードとして並ぶのかが理解できなかった。
グーグル先生にお尋ねしたところ、面白い答えが返ってきた。
何でも

    『新型インフルエンザワクチンを使用すると不妊症になる』

という噂が飛び回っているそうだ。
何でも疑えと普段から言っているおいらだが、こいつは流石に想定外過ぎる。
「スイカを食うと胃を火傷するから気をつけろ」というくらいに荒唐無稽に聞こえたが、どうやらそれなりの理屈を備えているようだ。

以下にそれについての話をしていくが、その前に。
調べてはみたものの、そもそもおいらはこっち系統の話には門外漢もいいところなので、今回は絶対に間違わない自信が無い。
もしも間違った事を書いちまったなら検討した上で訂正するので、思う存分叩いてちょ。

サクッと何故にワクチンと不妊が結び付いたのかを説明したいのだが、その前にちょっとした予備知識が必要だ。

ワクチンとはどうやって作られるのか。
ワクチン作りとは、何かの細胞に悪さをする物質をブチ込んで、その細胞に悪さをする物質を無力化する物質=抗体を作ってもらうという作業だ。
自然状態での抗体とは、悪さをする菌なりウイルスなりに感染することで体内の免疫物質が悪さをするヤツの特徴を覚え、次回以降そいつが侵入した時に迅速に対応するという武器であり、システムだ。
逆に言うならば、一度その病気に感染する必要がある
ここがミソだ。
この感染がカゼやインフルエンザくらいならば、多くの場合は「苦しい」で済む。
しかし世の中には、そのたった一回で命取りになる病気がそれこそ数え切れないほどある。
抗体とは「次に備える」、つまり先の先を譲る代わりに以降の後の先を全て取る前提のシステム。
最初の一太刀で死んじまったら意味が無いのだ。
つーかいくら「苦しい」で済むとしても、そもそもその苦しい思いをすること自体が御免蒙るという人が大半だろう。
だから、他の生物の細胞に「一太刀」を経験してもらって、そこに生まれた経験だけを頂こうというのがワクチンだ。

とはいえ、実際にマジモンの「一太刀」を浴びたらひとたまりもない。
刀はオモチャにすげ替えたり、刀はそのままに使い手の手足をちょん切ったり(喩え話だぞ)、可能な限り無力化した抗原を細胞に送り込むことになる。
そこまでしてやっても実際に免疫細胞が抗原を相手にしてくれなければ抗体はできない。
そして、このままでは免疫細胞が抗原の相手をしてくれる可能性は決して高くない。
免疫細胞が相手をするのは危険なヤツであって、「可能な限り不活性化」された抗原というのはそれと矛盾するのだから当然だろう。

そこで出番となるなのが『アジュバント』と呼ばれるモノだ。
聞き慣れない名前だろうから日本語にすると「免疫賦活」・・・・どっちにしても聞き慣れないか。
このアジュバントを使ってやると、免疫細胞が抗原の相手をする効率が上がる、つまり、より効果の高いワクチンを大量に作れるようになるって事だな。
もちろん、使う異物をひとつ増やす事になるのだから、アジュバントを使ったワクチンには別の副作用が付与される事にもなる。
副作用のリスクを増やしてでもより高い効果を持つワクチンを使うことの是非については別の機会に。
ちなみに現状では国産ワクチンにはこのアジュバントは用いられていないはずだ。

ここまでが前提となる予備知識。
こっからが今日の本題だから、しっかりついて来てくれよ。

外国産の新型インフルエンザワクチンにもアジュバントが使用されている。
そして問題なのが、このワクチンのアジュバントがMF-59という動物用の不妊ワクチンに含まれていた物質だという事だ。
だから、そんな物質をアジュバントとして含むワクチンを使えば不妊症になる、というのがこの噂の全貌。

これは・・・全くの素人が聞けばそりゃ信じちまっても仕方ないな。
MF-59が不妊ワクチンに含まれるのも事実っぽいし。
でも、この噂はデマだ。

不妊ワクチンにMF-59は含まれるが、MF-59自体に不妊をもたらす効果がある訳ではない。

何を言ってるのか分からんヤツもいるだろうから例えてやる。

カレーにニンジンは含まれるが、ニンジンがカレーに辛さをもたらす効果がある訳ではない。

よっくもまあ、ここまで手の込んだデマを平然と垂れ流しやがるもんだ。
いくら含まれているからって、含まれる成分全てが同じ働きをするだなんて馬鹿な話があるか!
物事っつーのは色んな向きと力を持ったベクトルが集まって、結果として全体が一つの方向を示すものだろ。
薬だって同じだ。

この場合の不妊ワクチンとは、精子または卵子を構成するタンパク質をブッ壊すことで不妊効果をもたらすものだ。
実際にブッ壊す役目の「主犯格」はMF-59とは別の物質であり、MF-59自体はあくまでその手助けをするだけの物質だ。
物質には意思が存在しないため、その定義は厳密だ。
「手助けをするだけ」のMF-59を体内に投与したところで、こいつが「主犯」に変化する事はない。
そして、自然状態の体内には「主犯格」の物質は存在しない
つまり、MF-59を投与することで不妊症となる事などあるはずが無い

つーか、普通に考えろ。
「主犯格」となる物質が既に人体に存在するなら、わざわざ「主犯格」まで一緒にワクチンとしてブチ込む必要がどこにある。
それならMF-59単品で十分に不妊薬じゃねぇか。
それが有り得ないから、色々と混ぜまくったワクチンなんつー面倒なものを使わなきゃならんのだよ。
そもそも「主犯格」が自然状態で体内に存在しちまってる人間がいたとしてもだ。
安心してくれ、MF-59を投与しなくてもそいつは「主犯格」によって既に十二分に不妊症だ

インフルエンザワクチンに話を戻す。
インフルエンザワクチンがごくまれにギラン・バレー症候群という重篤な副作用をもたらすという認識は事実だ。
そのリスクは約100万人に2人
この副作用は国産のワクチンでも全く同じ確率で発生している。
つまりアジュバントは全く無関係な話だ。

1/50万。
この確率を高いと見るか低いと見るか、ワクチンを接種すべきかしないべきかは個人がそれぞれの責任のもとに判断する事だ。
だけど、「ワクチンを接種すると不妊症になるかも」という理由でワクチンを接種しないなんて事はあってはいけない。

インフルエンザによる脳炎や肺炎によって死亡する確率は1/50万などまるで比較にならない事を忘れるなよ。

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だからと言ってワクチン受けろってワケじゃねーぞ。
おいらだってめんどくせーしカネかかるから接種してないし。

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posted by 猫耳将軍 at 15:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

無いモノを創るチカラ。


おいらは小売業界に入って、とても驚いたことがある。
その計画性だ。
例えば、バレンタインデーのような特定の商材が一気に売れるイベントの場合
その売り場構成や商品の計画は、既に半年前にはその輪郭以上のものは決まっている
今年のバレンタインデーは削り出し型のチョコレートが爆発したそうだが、そんなブームなんて小売側には半年以上前には予見されていたと言う事だ。
もちろん、ただぼうっとしていては動くブームも動かない。
そこには間違いなくマスコミが起爆剤または誘導役としてバイアスを加え続けているし
その力の程は、今問題となっているように有りもしない虚構の「韓流ブーム」をそこにあると多数の人間に錯覚させている事から察することが出来るだろう。
少なくとも、無いものをゼロから生み出すくらいの力はあるのだから、火の無い所に煙を立て、マスコミに対立する者のスキャンダルを創作するくらいは朝飯前か。

少し話が逸れた。
この「計画」には流通の根源に近付くほどより長期的な視点が必要になる。
小売とメーカーを繋ぐ卸業者はバレンタインデーが終わるとすぐにその売上げデータをもとに次年の計画を立て
より早く、他企業よりも良い条件で納品できるように交渉に取り掛かるから一年前
チョコレートを作るメーカーはカカオの出来、量、通貨相場やそれに伴う原料価格を計算に入れるのでさらに半年前
カカオに限らず、自然を相手にする農家3年、5年計画で動かなくてはならない。

・・・何でこんな話を始めたかって、こんなニュースを見つけたからなんだな。


新型インフル対策行動計画改定案を了承−関係省庁対策会議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110815-00000010-cbn-soci

政府の「新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザ等に関する関係省庁対策会議」は8月15日の会合で、新型インフルエンザ対策行動計画の改定案を了承した。
[記事全文は省略されました。続きを見たい方は「わっふるわっふる」とコメントするか、テメェでリンク踏んで見て下さい]


ウイルスってのは寒い時期に活性が高まるもんなんで、12月くらいの計画を盆が終わる頃には計画立てなきゃなら動けないんだなぁと。
どこも大変だよなーと思ってしまっただけなのです。

これだけじゃあマジで日記にしかなってないので、記事の体裁を整えるためにも一つ小話を。

ワクチンってどうやって作るか知ってるだろうか。
ワクチンに限らず、多くの薬の実験をヒトで行うのは、実験に実験を重ねたうえでかなりの確率で「安全」という判断が下ったものに限られる。
初っ端からヒトで実験する訳にはいかないから、人間にとって身近で、管理が楽で、簡単に増やせて、少量の薬品で顕著な効果の出る小さな生物で実験するんだな。
要するにネズミだ。

そこで今回の新型インフルエンザなのだが
これに感染するのはほぼブタ、イタチ、そしてヒトのみ。
そこにネズミは含まれていない。
マウスやラットに扁桃腺という免疫を司る器官が存在しない時点でヒトの常識なんか通用しないのだ。

ウイルスってのはカスみたいな量の遺伝子そのものだ。
SDカード、いや容量的にはフロッピーディスクのようなものを想像すると解り易い。
「生物」としての最低限の情報がが書き込まれている記憶媒体。
そこには必要の無い情報を書き込むスペースは存在しない。
そして、どのような進化を遂げてもフロッピーの絶対的容量は決して増えないという制約もある。
ごく僅かなバグ(コピーミス)の存在により、僅かずつの変異が常に起こり続けているが、良いことばかりとはいかない。
仮に幸運にも「少しだけ熱に強い」という特徴をゲットすると例えば「増殖スピード」という特徴の範囲にまでデータ量が侵食され、結果的にその新種ウイルスは駆逐されてしまう事になる。

新型インフルウイルスはヒト、ブタ、イタチに感染して増殖するように遺伝子を自己改造(進化?)されているんだから
遺伝子メモリの中に「ネズミ」という拡張子に適応するようなプログラムを入れる余裕が無いのだ。
仮にバグによりネズミに感染したとしても、それがさらなる幸運によって
他の繁殖に必須な機能が侵食されていないウイルスである可能性は、自然界においては奇跡のような確率に等しいだろう。
それこそ、奇跡に次ぐ奇跡が重なり続けて地球に生命が誕生したくらいには。

しかし、新型インフルエンザワクチンの実験は現実にネズミで行われている。
これはどういうことか?
簡単だ。

「ネズミに感染する新型インフルエンザウイルス」を無理矢理作ればいい。

何度も何度も何度も何度もネズミに感染させ。
淘汰されてもされてもされても感染させ続け。
その試行回数を繰り返すことで、人為的な「奇跡」を創り出せば良い。
自然界で起こり得る条件、回数でこそ奇跡である事なのだから
自然界では起こり得ない条件、有り得ない回数の試行を行えば奇跡だっていつかは起きる。

余談だけど、キメラやらクローンが倫理的にどーだとか禁忌だとかクソ妄言抜かす舌がある奴ぁ
こうやって日常的に行われている植物や知性の乏しい生物に対する遺伝子改変はどー考えてるんだかねぇ。
遺伝子を積極的に直接操作するか、積極的に改変が進むような環境、条件を整えて放置するなんて見せ掛けだけ消極的に操作するかの違いしか無いだろうに。
まさに詭弁だ。
お膳立てぜーーーんぶ整えて、これで遺伝子改変起こらないはずが無い!って状況に置いて、変異したら「消極的関与だよ!」なんて言っちゃう感性って
魚や羊肉は食って良いけど鯨はカワイソーとか抜かすFuckin'オージーや白毛党どもに特有の、
もっと言うと自分の信じるモノ以外の存在を認めない、まさに一神教圏に蔓延った特有の脳の構造なんだろうかね。
鯨食だろうが海豚食だろうが犬食だろうが人食だろうが、理解できねー文化を「倫理」なんつー正義(笑)とおんなじくらいコロコロ基準の変わる感情論で語るのは見てて滑稽だよなぁ。
排他的一神教はミクロでは人の主義思想に影響し、マクロでは脳の構造に影響する仮説!とか、ちょっと面白そうなテーマだな。

さて、こうやって目出度くもここに完成と相成った「新型インフルエンザウイルスver2.0」とでも呼ぼうか。
(本当はマウス馴化ウイルス株って呼ぶみたいだけど、カッコわりいじゃん)
これをしめしめうまうまとネズミに感染させ、そこでやっとこワクチンの有効性の試験が出来るようになる。

しかし先にも書いた通り、フロッピーディスクの容量だけは絶対に、どんな奇跡が起きても増えたりはしない。
しかししかし、このver2.0は現にネズミへの感染に成功し、ネズミはインフルエンザの症状を呈している。
免疫機構の全く異なる生物に感染し、ヒトと同じような症状を呈するようなウイルスとなるめには
一体どれだけの量の情報改変が行われなければならなかったのか。
おいらなんかはもとより、その「奇跡」を創り出した当事者にさえ想像すらできないことだろう。
目的は「新型ウイルスをネズミに感染するものに造り替える」ことであり、その変更箇所を把握する事ではないのだから当然だ。

確認や想像すらできずとも、現実として、情報改変は絶対に起こっている。
そうでなくては質量保存の法則に反する。
じゃあどこが変わっているのか?
やっぱり正確には誰にもわからないの堂々巡り。
ただ、そのver2.0は、本来持っていたはずのヒト、ブタ、イタチに感染し、免疫力の抵抗をすり抜けて「インフルエンザ症状」を発症させる能力はほぼ有していないという事は分かっている。
文字通り生まれ変わったのだ。
ヒトにはかなりの確率で無害な存在に。

ヒトには無害なウイルスで、ヒトに使うワクチンの研究をしているんだな。

これを「科学者の欺瞞だ!」という論法でもって叩く気はさらさら無い。
研究者に悪意があるはずもないし、これしか方法が無いのだから仕方が無い。
方法が完璧じゃないからワクチンなんてやめちまえ!なんて言う奴は
そんな不完全な方法で作られたワクチンでさえ、人類にどれ程の恩恵をもたらし続けているのかをお勉強する方が先だ。

ただしマスコミ・メディアの記者ども、てめーらはダメだ。
こういった内容を記事にする専門の記者なら、今回説明したような内容は基本のキだろ。
仮にそうじゃない記者に記事を書かせたなら、問題外にも程がある。
そんな記者どものはずなのに、出来上がる記事はいつも

「万能ワクチン、完成間近!」だの
「新型インフルワクチン、有効性を確認!」だの

いつもいつもいつも、事実のうちのほんの一部のみを切り出して、その条件さえ勝手に変えて、意図的に誤解を招いてる
そんな事やってもマスコミに良い事なんかねーはずなのに何でかなー?
そんな記事書いて、現実よりも遥かに研究が進んでいるかのように誤解させて、馬鹿な金持ちがスポンサーに付いてカネが儲かるのは誰かなー?
ああ、研究者か。

やっぱ(一部)研究者、てめーらもダメだ。

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posted by 猫耳将軍 at 20:34| Comment(11) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする