2013年01月06日

韓国は目立つために莫大な予算を費やして自国アイドルをゴリ押した。


一方、日本のアイドルはコインを賽銭箱に投げ込んだ、ってね。
有名なコピペだ。

あけおめー。

【中韓で批判…AKBメンバーが靖国神社へ初詣】
http://news.livedoor.com/article/detail/7285999/


今年一発目のネタとしてはえっらく俗っぽい記事だけど、まあAKBがどこに初詣行こうが知ったこっちゃない。
おいらがカチンと来たのは、これに関わるコメントだ。

「別にA級戦犯を詣でたわけじゃないんだから良くね?」

こういう類の意見は以前からチラチラと目に付いてはいたんだよ。
ヘタすりゃワイドショーのゲストまでもがこういう旨の発言をしちゃったり。
別にそいつの主義思想はどうでもいいのよ、激しく軽蔑するだけだから。
本当に気に入らないのは

まさかテメェらA級を「永久戦犯」だとか「極悪戦時犯罪人」とかの意味で捉えてねぇだろうな?

ってところだ。


1945年8月、日本はポツダム宣言を受諾し敗戦が決まった。
ポツダム宣言には第十項に戦犯処罰規定ってのがあって、それを元に極東国際軍事裁判では

(イ)「平和ニ対スル罪」
(ロ)「通例ノ戦争犯罪」
(ハ)「人道ニ対スル罪」


と、大きく3つに分類されたんだ。
このイロハはもちろん日本語訳で、訴えたのは連合国なわけだから原文ではABC、つまりA〜C級戦犯ってわけだ。

で、実際の裁判での各級戦犯の扱いについて。

A級戦犯とは
「平和ニ対スル罪即チ、宣戦ヲ布告セル又ハ布告セザル侵略戦争、若ハ国際法、条約、協定又ハ誓約ニ違反セル戦争ノ計画、準備、開始、又ハ遂行、若ハ右諸行為ノ何レカヲ達成スル為メノ共通ノ計画又ハ共同謀議ヘノ参加」
という罪を犯したとして有罪判決を受けた人たちのことだ。
現代語約すっと
「戦争の準備、計画、開始し、遂行、そしてそのための会議やらに参加したような奴ら」
ってところだろうか。
もっとぶっちゃけると幹部クラスってことなんだろうな。

B級戦犯はそのまま。
いくら戦争とはいえ条約にもとづいてやっちゃいけない事もあるんだぜ。
捕虜をブッ殺したりとかな。
今も昔も毛党がよくやってる事だ。

C級戦犯はこれまた特殊で、あらかたの罪はBに集約されているにも関わらずわざわざその範囲を拡大するためのものだろうな。
実際の裁判でフタを開けてみると時、所、人全てにおいてが適用範囲というメチャクチャなもんだった。
さらに罪の範囲は殺人、殲滅、奴隷的虐使、追放、その他の非人道的行為、そして政治的人種的理由にもとづく迫害行為。
アタマ沸いてんじゃねぇのかこいつら、戦争で人殺すなってか?

まあ通常の戦犯が既にB級としてあるのに、他にAやCがある時点で異常な裁判だってのが分かりそうなもんだろ?
A級とC級戦犯ってのはこの太平洋戦争の敗戦国用に作られた追加ペナルティだ。
特にC級、これはナチスドイツ用に作られたものだろう。
ホロコーストを裁くにはここまで範囲を広げなくてはならかった、つまり「戦前」から「自国内」において「自国民」に対する虐殺を行っていたんだから、そこまで範囲を広げて裁いてやんよと。

・・・こんなところか。
今回はABCが罪の軽重ではないよーという事を理解して貰えればいいや。
この先は新年一発目からするような軽い話じゃなくなるしね。
だいたいAKBの奴らのどこをどう見たら政治的背景なんて考えられるようなアタマを持ってるように見えるんだ?
近場の神社に初詣行って何が悪いんだか。
んな事言うならそこそこのクラスの神社でも邪神やら破壊神祀ってる神社なんて腐るほどあんだぞ。

んじゃ、ことよろー。

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posted by 猫耳将軍 at 11:58| Comment(15) | TrackBack(0) | 政治?経済? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月21日

コストカットは計画的にどうぞー。


薬局で薬を貰ったはいいけど、管理指導料とか調剤基本料とかって何なんだよ!
あァ?おいらてめぇに指導なんてされてねぇんだけど!?
しかも基本料って!ド○モかよ!


えー、はい。
今回たまたまコメントで言われたことなんだけど、けっこうこのテのワードで検索して来る人が多いんだよね。
ぶっちゃけおいらは調剤にも病院にもまーーったく関係ねぇから、どーしても無責任な物言いになるだろうと思って封印してたネタの一つなんだけどね。
良い機会だしやっちまおうかー。
裏事情とかも全く分からないから、異論反論弁護あったら例の如くコメントで頼むよ。


まずは調剤基本料の方だけど。

同じ薬を同じ病院から処方されても、その処方箋を出す薬局によって払わなくてはいけない金額が変わることがある!

何を言っているのか分からないと思うがおいらも(ry
詐欺だとか技術料だとかそんなチャチなものではない、もっとワケのわからないものの片鱗がそこにあるわけだ。
これはもう薬局を利用する以上騒ごうが喚こうがどうしようもない。
規定事項、確定事項、決定事項、どう呼んで貰っても構わんが、とにかく客には覆しようが無い。
じゃあ調剤基本料を一言で表すとしたら?
うーん・・・手数料?受付料?調剤料?
まあ具体的な名前を付けられない時点でテキトーな名前を付けてカネを取ってる胡散臭いモノという認識でだいたいオッケーよ。

この調剤基本料は40点として計算される事が多い。
40点ってーと、1点=10円だから400円だな。
例外が「4000回以上の受付回数かつ集中率70%以上」の薬局はこの基本料が24点=240円として算出されるところだ。
受付け回数ってのは薬局が処方箋を受け付ける回数で≒客数≒精算回数みたいなもんだな。
集中率って方がちょっと特殊で、その薬局に持ち込まれた全ての処方箋のうち特定の医療機関の処方箋が7割を超えている場合って意味だ。
この二つの条件が同時に成立している薬局の基本料は240円になりますよーって事。
ちなみに件数と集中率は薬局の自己申告らしい。
もっとぶっちゃけると。
でっけー病院のすぐ近くで、それをさばけるくらい沢山人のいる薬局の基本料は安いよーって事だ。
年中無休だとしても一日アベレージ130件の調剤がある薬局か。
8時間営業として一時間に17件?
しかもアベレージ130なんてキレイに分かれるはずなんて無いんだから、日によっては200件とか300件とか?
うっへーそんなトコで働きたくねぇwww
少なくとも受付が1コしかない薬局ではまず不可能な数字で、該当するのはかなりデカい病院の直近で、これまたかなりデカい薬局ってイメージが伝わればいい。
そういう特殊なトコ以外は1件400円もらいますよーってのが調剤基本料だ。

じゃあ、何でまた国はこんな一般には分かり難い区分方法で薬局を仕切り分けしたのか。
国の「オモテの声」はこうだ。
国としては病院のそばのデカい薬局じゃなくて、家の近くにある薬局をかかり付けの薬局にして欲しいよ、と。
だから病院のそばにあるデカい薬局は点数を低くして、1件あたりの儲けを少なくしちゃうぞー、と。
・・・おかしいだろ?矛盾してるだろ?ちょっと何言ってるのかワケわからんだろ?
国ってのはこういうお為ごかしを平気で垂れ流す馬鹿なんだ。

百歩譲ってそういう思惑が国の本心だったとしてもだ。
やった事の結果は、デカい薬局の値段を安く設定しただけ。
じゃあ、同じサービスを提供されるのに高いのと安いのと、客はどっちを選ぶよ?
結果として件数の多いデカい薬局はさらに件数が増えて、少ない薬局はさらに少なくなる調整でしかないんよ。
いくら薄利にしようと、多売になる調整なんだから意味ねーよな。
そりゃ国としては見せかけの医療費は減るかも知れんけど、デカい薬局は利益率が落ちて、小さい薬局は売り上げと客数が減って。
結局は国が一人勝ちで、そのぶん大小関わらず薬局にしわ寄せを持たせるよく出来たシステムよ。ホント。


はいつぎー、管理指導料ね。
正確には「薬剤服用歴管理指導料」だったかな?
まあそんな感じの名前。
だいたい30点=300円くらい付けられてるんじゃないかな。
あ、今は他の業務と包括されて41点=410円なのか、へ〜。

じゃあ、この管理指導料って具体的にはどんな作業に対する対価なんだろうね。
かなり辛辣なこと書くんで、意訳のないよう厳密にいこうか。


薬剤服用歴管理指導料は、患者に対して、次に掲げる指導等のすべてを行った場合に処方せんの受付1回につき30点41点算定する。

•イ 患者ごとに作成された薬剤服用歴に基づき、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量、効能、効果、副作用及び相互作用に関する主な情報を文書又はこれに準ずるものにより患者に提供し、薬剤の服用に関して基本的な説明を行うこと。
•ロ 処方された薬剤について、直接患者又はその家族等から服薬状況等の情報を収集して薬剤服用歴に記録し、これに基づき薬剤の服用等に関して必要な指導を行うこと。
•ハ 調剤日、投薬に係る薬剤の名称、用法、用量その他服用に際して注意すべき事項を手帳に記載すること。
•ニ 患者ごとに作成された薬剤服用歴や、患者又はその家族等からの情報により、これまでに投薬された薬剤のうち服薬していないものの有無の確認を行うこと。
•ホ 薬剤情報提供文書により、投薬に係る薬剤に対する後発医薬品に関する情報(後発医薬品の有無及び価格に関する情報を含む。)を患者に提供すること。


これらの作業ってアナログだと情報の保管、管理から共有だの保守保全だのと確かにとんでもない作業量なんだろうけどさ。
現代だとパソコンのテンプレにポチポチっとで終わりじゃん。
だって調剤の内容を入力しーの客に必要な薬の情報をプリントアウトして配りーので終わりの作業だぜ。
作業時間?ほぼゼロやん。
まあこのプリントは貰っても貰わなくても点数は変わらないからいい。
だけど、これが薬剤の服用歴を管理及び指導?
これは名前が実態に即してないよ。
システム維持管理保全料とでも改名するべきとこじゃないの?

おまけにこの指導料、拒否すれば加算はされない?らしいんだけど。
・・・拒否してるヤツ、いる?
いやむしろ
・・・拒否「できる」ヤツ、いる?
ジェネリックがどんなもんなのか、たったそれだけを薬剤師に訊ねるのでさえ難儀するヤツが多いのにだ。

「あ、その説明とか管理とかいりませんから」

なんて言えるヤツって、いる?
居酒屋の勝手に出てきて勝手に精算されるまずいお通しに近い理不尽さだ。

そもそも危険物である医療用医薬品。
いつ、誰に、何を、どれだけ売ったのかを記録しなければならないのは当然の業務だ。
それは薬剤服用歴管理指導とは別の業務で、毒劇物取締法でも規定されているようにそこに「報酬」なんて発生しない。

もちろん薬歴はそのような単なる売買の履歴だけではなくカルテのような側面もあり、治療に役立つ事もあるという人もいるかもしれない。
が。
薬歴が処方変更の理由になるってお前それどんだけレアケースだよと。
410円半強制徴収の理由としてはちょーっと弱いんじゃねぇか?

そもそもおいらはシステムの機能としてオマケして「共有」という機能を付け加えてあげたが、実際に使用されてるシステムにこの「共有」の機能が必要十分に搭載されているのかは疑わしい
というか、まず無いだろう。
共有と言うからには、ある患者の薬歴を企業やチェーンの垣根を越えて情報共有するシステムを指している。
全く異なるクレジット会社でも一つの会社でブラックリスト入りしたらどこのカードも差し止められるだろ?
最低でもあれレベルの共有力が無ければ話にならん。

この共有が不可能ならば、今度は薬局ごとに患者を囲い込んで共有の必要を無くすしかない。
いくら国がかかりつけ薬局システムを作りたいだなんて言っても、そもそも院内調剤が無くなって門前薬局を作った時でさえ移動すんのがめんどくせーと不平不満たらたらだっただろうに。
一区画ごとにコンビニがあるこの時代に、カネでもくれなければ誰がごまんとある薬局をわざわざ一つに絞るなんて面倒臭いことするかってんだ。
国がアメなりムチなり強制力なりを用意しねー事には理想なんざ垂れ流しで終わるし、垂れ流しで終わってるうちは完璧な薬歴管理なんざちゃんちゃらおかしいという話だ。
一回でも他の薬局で薬を貰っていればそれは即ち情報モレだし、モレを防ぐ手立ての無いどころかモレたかどうかすら分からない管理って、そいつは管理と呼ぶには少し甘すぎるんじゃねーの?と。

さらにこの大もと、薬剤師による情報提供自体に大きな欠陥がある。
薬剤師に与えられる患者についての情報ってのは保険証から読み取れること+医者からの処方箋のみ。
ほんとにこれだけだ。
コメントでも書いたことだが、一体これだけでどうやって医者の意図と病名まで読み取れってんだと。
(あ、だけど可能性の考慮とは別問題ね)
必然的に突っ込んだ説明はできないから、その成分についての一般論を言うだけになっちまう。
だけどそれのどこが「指導」なんだよと。
宿題やってこなかった生徒に盗みが如何にやってはいけない事かを「指導」するようなもんだ。

そりゃ薬剤師からしたらワケわかんねーから「ワレ今日は何でウチに来たんや?おぉ?」くらい聞くでしょうよと。
だけど患者からしたらそうは感じない。
病院の受付にも診察前の看護師にも医者にも話して来たのに、またテメーに説明しなきゃならんのかよと。
まして患者にとって言い辛い内容ならば一発アウトでクレームになりかねないよな。
薬屋の側からすりゃあ目の前の人間が痔だろうがエイズだろうがガンだろうが空気感染しねー限りはなーんにも感じねーけど、言う方はそうは行かんでしょと。
しかも薬剤師からすりゃあ必要だから聞くワケだけど、それが疑義照会に繋がることなんざ万に一つだ。
患者からすれば言わされただけにしか感じない。
こんな矛盾だらけの問答だって「指導」として410円の一部に含まれてるんだ。
年間に換算すると単純計算で実に2900億円もの予算がこんなワケの分からないことに割かれてるんだぜ。

410円取るための名目だけ設定してるわりには、それに見合った骨子が出来てねーよ。
ちなみに410円ってーと前回の記事で紹介したユンケル黄帝液、通称「無印ユンケル」の実売価格と同程度ね。
実際の商品に換算すると途端に生々しくなるだろ?
「薬剤服用歴管理指導料」という制度は、現状おいらからすれば客がレジで買い物するたびに客が拒否さえしなければ無印ユンケルをピッと追加しちゃっていいよーってシステムにしか見えないんだ。
実の無いところに制度を作るあたりいかにもお役所って感じだけど、企業がこんな制度勝手に作ったら、どうよ?

別に薬剤服用管理指導料に関わる業務を全て否定してるわけじゃねぇんだ。
でも本当にどーしてもイ〜ホまでの業務が大切だって言うなら、それぞれに点数を設定すりゃあいいだけの話じゃねぇか。
形骸化している業務や対価に値しない業務を必須または重要度の高い業務とセットにするからおかしなことになるんだ。
売れないでホコリかぶってる商品を生活必需品と抱き合わせでセット販売するクソ企業がどこにあるってんだ。
公が一般人には理解できない回りくどい文章で誤魔化してるから許されてるだけで、私でんなことやってたら経過観察抜きの一発で業務改善命令下るっつーの。


あー、だからと言って薬局の人間にあーだこーだ言うのも筋違いだぜ。
まさか薬局の人間に食ってかかるキチガイみてーな奴はいねーと思うけど念のためな。
牙向ける相手を選ばないキチガイはモンスター扱いされて当然だ。
それに拒否できるかどーか知らんが、拒否することのリスクだってあるんだぜ。

例えば、もし貰った薬に全回収クラスの欠陥があることが判明したら?
実際はどうするのか知らんけど、履歴さえあれば薬局がメーカーに代わって回収に取り掛かるんじゃねぇかな。
履歴を断るっつー事はその手がかりを自分で無くしちまうって事だ。
スーパーで例えるならレシートを(捨ててくれではなく)出さないでくれという注文に近い。
売買の記録自体が無いんだから売ったモンにどんな不備があろうと店は知ったこっちゃねぇし、もちろんレシートが無いんだから返品なんぞ言い出したら蹴り飛ばすぞ

客の側からすれば同じ薬を貰うのに薬局によって値段が違ったり、覚えの無いサービスの対価を取られるのは納得が行かないという気持ちは理解できる。
だけどそういう客に限ってモンスター一歩手前、ありもしない権利までもをどこからか聞きかじった程度の知識で振りかざす輩が非常に多い。
自分は一体何に対して憤りを覚え、最終的にどうしたいのか。
調剤基本料や管理指導料がムカつくー!ってんなら、怒りをブチ撒ける先は国、または厚生労働省だ。
薬代を安くしたいっつーのなら領収書を薬剤師に見せて、どの名目のサービスにどんだけのカネがかかってるのかを相談して、無理なくカットできるもんがあるなら次からはそうすれば良いんだ。
その相談にすら嫌な顔するような薬局なら、そこは薬剤師じゃなくヤクザが受付に立ってるただの自販機だから二度と行かなければ良い。

誰が悪いか、何が問題なのかを考えずにとりあえず目の前にいる立場の弱い人間に噛み付くのはただのキチガイだ。
以上を踏まえ、リスクとメリットをきっちり把握してコストカットに励んでくれ。

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posted by 猫耳将軍 at 18:58| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月07日

新約・ユンケルの仲間たち


諸事情によりかなり間隔が開いてしまったが、今回は延滞企画第四弾だ。
ネタ提供はHN:おっさんBaby氏。
内容は・・・

『ユンケル的なドリンクを飲んでみてーんだけど、高いヤツってどんな味がすんのか毒見しろやゴルァ』

とな。
確かに生薬系ドリンクってどいつもこいつもマズい
ましてクソ高けぇなら余計に、買いはしたけど飲めねぇよという事態は避けたいよな。
と、いうことで、ウチで扱ってるやつを試してみた。
全種コンプとはいかないし、味に関してはおいらの独断と偏見オンリーなので、まあ参考程度に。
一部サンプルで協力してくれた佐藤製薬さんありがとー。

さてその前に。
ドリンク剤によく含まれている生薬で、特に味に影響を与える生薬を紹介しよう。
これを知っていれば、おいらが今回紹介しないドリンク剤についてもある程度味の予測が立つようになるはずだ。

ところで、実は生薬を紹介しているサイトは既に沢山あるんだよね。
あるんだけど、どーにも味に関する記述が納得いかんのだ。
例えば 人参 性味:熱 甘辛 とかよく書かれてるけど、お前ほんとに人参を口に入れたことあんのかよと。
どーしても信じられねーんだよな。
本当に人参かじったヤツなら絶対に苦味と酸味も感じてるはずだもの。
むしろあんまり甘くねぇ。
ナマの高麗人参はクッッッッソ苦辛いし。
って事で、一部おいらの独断と偏見を加えた味の一覧表を紹介するよー。

ニンジン:人参
野菜のキャロットとは別種なのは言わずもがな。
高麗人参のことで、生薬系ドリンクにはまずこいつが入っている。
味は強辛 苦 酸 微甘
ただし煮出すと甘みが少し強くなる。

ゴオウ:牛黄
牛の胆嚢または胆管にできる石、要は胆石だ。
元は胆汁だし、当然ながら味は強苦
文献には微甘ともあるけど・・・本当かよ。
ヒトの胆石も似たような味になるのかね。

インヨウカク:淫羊霍
和名ではイカリソウと呼ばれるものの葉っぱ。
むしろドリンク剤ではイカリソウ表記のほうが多い。
味は少し辛いのと、独特の臭いがある。
グロンビターDくせぇ。

エレウテロコック≒五加皮
特に「エレウテロコック」として扱われる場合は南米やアマゾン原産!と見出しが付くことが多い。
名前だけでガラナやマカ、ムイラプアマのようなインパクトを与えたい馬鹿の考えそうなことだ。
要はウコギという樹の樹皮で、一種のエゾウコギなんてその名の通り北海道に自生している。
別にそこまで有り難がるもんでもない。
生薬としての味は少し辛く、何とも言えないエグ味がある。

サンザシ:山査子
バラ科サンザシの実。
一般商品でもよくリキュールとかにされてる。
味は甘くてちょっと酸っぱい
生薬として乾燥させると甘みが強くなり、酸味が少し抑えられる。
見た目も味もちっちゃいローズヒップ。
バラ科の亜種なので当然っちゃあ当然か。

ジオウ:地黄
ゴノハマグサ科植物ジオウの根。
単独で食べたことないけど甘くて少し苦いらしい。
大量の鉄分を含む。

黄精:オウセイ
ユリ科ナルコユリの根。
根は生だと苦い上にちょっと有毒。
これを蒸しては干し、干しては蒸しを繰り返して薬にしたもの。
高級品はやりすぎて原型を留めない炭の粉末みたいになってる。
味は少し甘い

ゴミシ:五味子
マツブサ科ゴミシの実。
生薬界のワイルドジョーカー。
その名の通り、その時の体調によって甘・辛・酸・苦・塩のどれかに感じるそうな。
クエン酸含有量が多いのかね。
でも、いくら何でも塩はねーだろ塩は
おいらが食った時は普通に甘酸っぱかった

番外

ローヤルゼリー
食ったことないヤツははちみつ味だと思ってるはず。
これめちゃくちゃすっぱいぞ。
たぶんレモンよりすっぱい。
でも配合される量はもったいぶって多くても200mg程度なので、そこまで味に影響はないはず。

〜チアミン・ビタミンB群
総じてマズい。
五味では表現不能なマズさ。
さらにビタミンB群が強化されてるドリンクはびっくりするほどクソまずい
チョ○ラBBドリンクとか。
タケダが誇るフルスルチアミンってのは要はビタミンBのカタマリ
さらにマズい。
アリナミンVとか飲めばビタミンBのマズさがわかるはず。

製法

〜チンキ
生薬をエタノール又は精製水を加えたエタノールに浸したもの。
液体部分のみで、生薬の出しガラは換算されない。
基本的に生薬そのものの風味は少し薄まる。
また、特によくアルコールに溶け出す成分もあるので生薬そのものとはかけ離れた味になることも。
総じてちょっとエグ味が強い。
非加熱。

〜流エキス
その1ml中に生薬1g中の可溶性成分を含むように製した「液体」かつ「アルコールを含まない」製剤のこと。
生薬1gを入れるのと成分の上では同じようした液剤ってことだ。
非加熱。

〜エキス
生薬の浸出液を濃縮又は乾燥して「液体以外」の状態にしたもの。
固体、粉末、粒状はもとより、水あめ状もこれに属する。
液状と水あめ状の境界は誰が決めるんだろうな。
当然ながら多くの場合、流エキスよりも味は濃くなる
また、製造の過程で熱を加えるので成分も流エキスとは異なることが多い。

だいたいこんな感じ。
ちょっと悪いことに手を染めてまで協力してくれた山中せんせーありがとー。
うん、だいたいのヤツは過去に味見したことあったとか口が裂けても言えない!
ぜったい保健所にチクったりしないよ!

以上を踏まえて、今回はスポンサー協力してくれたユンケルシリーズを例に挙げて本題に入る。


ユンケル黄帝液 30mL 840円
黄帝.jpg
主な生薬
反鼻チンキ シベットチンキ ゴオウチンキ
ニンジン乾燥エキス 西洋サンザシエキス ジオウ乾燥エキス

いわゆる「無印」と呼ばれるユンケル。
生薬の種類は7種だが反鼻、シベットは味よりも風味に影響を与えるものだ。
ちなみに反鼻は乾燥マムシで、シベットはジャコウネコの分泌物。
生薬の種類が少ないぶんニンジンの強い辛味が前面に立っている。
ユンケルの基準!と言うには辛さがはっきり主張しすぎている気もする。
総合評価 甘5 辛9 酸4 苦6


ユンケル黄帝L 30mL 840円
L.jpg
主な生薬
シベットチンキ ゴオウチンキ ニンジン流エキス
西洋サンザシエキス ジオウ乾燥エキス

LはレディのLなのかライトのLなのか佐藤の人に聞くのを忘れた。
種類は無印とそう変わらないが、各種配合量が異なる。
ニンジンは無印が乾燥エキス10mgに対してLは流エキス600mg。
さらにサンザシエキスは3倍、ジオウ乾燥エキスは4倍と、全体的にかなり甘さに偏った配合となっている。
全ての生薬ドリンクの中でも特に飲みやすい味だ。
そのぶん、個人的にはドリンク剤に効果は期待していないが、効果と飲んだ!感は低いかもしれない。
総合評価 甘10 辛2 酸2 苦3


ユンケル黄帝DCF 30mL 1,020円
DCF.jpg
主な生薬
反鼻チンキ シベットチンキ ニンジン流エキス
西洋サンザシ乾燥エキス ジオウ乾燥エキス

DCFとはDe-Caffeine、カフェイン除去という意味。
夜に飲むような客層を狙っているのだろう。
生薬の配合量と種類はユンケルLとあまり変わりがない。
味も甘めで飲みやすい・・・のだが、なぜか辛い
飲んだ瞬間は甘いのに、後味がけっこう辛っ。
ゴオウと反鼻が入れ替わっただけでここまで後味に差が出るのか。
はたまた他の部分での違いなのか。
どちらにしろ、この辛さではいくらカフェインフリーでも寝る前に飲んだら目が覚めちゃうぞ。
総合評価 甘9 辛2→7 酸4 苦2


ユンケル黄帝ゴールド 30mL 1,224円
ゴールド.jpg
主な生薬
イカリソウ流エキス ニンジン流エキス 反鼻チンキ
ニクジュヨウエキス ゴミシ流エキス サンシュユエキス

配合を見た感じ、滋養強壮というよりは胃腸薬みたいな印象を受ける。
味は無印の辛さを抑えて酸味と苦味を少し強くした感じ。
とはいえ、飲むのに差し支えるほどではない。
おいらは「ユンケルの味」というとコレの味を思い浮かべる。
総合評価 甘6 辛6 酸5 苦5


ユンケルD 50mL 1,530円
D.jpg
主な生薬
黄精流エキス イカリソウ流エキス ニンジンエキス
反鼻チンキ 

初めて飲んだ時の感想は「なんか・・・薄い?」 
記事書くために改めて飲んでみたけど、やっぱりちょっと薄い。
単純に液量も50mlと、生薬が少ないのに量が他のユンケルより多いせいもあるんだろうなぁ。
配合的にもトガってない当たり障りのない配合だ。
生薬独特の雑味が少ないぶんビタミンB群のマズさがちょっと顔を出している気がする。
総合評価 甘5 辛4 酸4 苦7


ユンケル黄帝ロイヤル 50mL 2,039円
ロイヤル.jpg
主な生薬
エレウテロコック流エキス 黄精流エキス イカリソウ軟稠エキス
シベットチンキ 海馬チンキ 反鼻チンキ

ここら辺から味も値段も見た目も、バブルの申し子という感じになってくる。
エウテロコックは主にゼナシリーズによく配合されている。
上でも紹介したが、いかにも栄養ドリンク!という感じのエグ味がプラスされる。
効果音で言うなら「ガヤ」といった感じで、総じて味のはっきりとした判断が難しくなる。
海馬はそのままタツノオトシゴで、絶倫薬としての言い伝えが残る。
たかがチンキ100mgでどこまで絶倫になれるのかはお察し。
総合評価 甘4 辛7 酸7 苦7


ユンケルファンティー 50mL 3,059円
ファンティ.jpg
主な生薬
ニンジン流エキス イカリソウエキス 冬虫夏草流エキス
タイソウエキス トウキエキス トチュウ流エキス
トシシ流エキス ブクリョウエキス オウギ流エキス
ゴミシ流エキス 竜眼肉エキス ジャショウシ流エキス
反鼻チンキ シベットチンキ

コレと次に紹介するユンケルスターがユンケルの最高ランクだ。
生薬の量も種類も他のユンケルとはまさにケタ違い。
味の第一印象は濃い薄いではなく「重い」という感じ。
決して美味しくはないが、高価なモノを飲んでいるという気分を味わえる。
よくよく味わってみると、他のユンケルシリーズよりも少し苦い?
後味もこれまでの甘さや辛さよりも苦味と酸味が後を引く感じだ。
ところでファンティーって黄帝のネイティブ発音なんだろうけど、意味おんなじじゃね?
総合評価 甘4 辛6 酸6 苦8


ユンケルスター 50mL 4,078円
スター.jpg
主な生薬
紅参流エキス イカリソウ流エキス 反鼻チンキ
何首烏エキス ガラナエキス 山薬流エキス 
枸杞子流エキス 山楂子エキス 地黄乾燥エキス
五味子流エキス 山茱萸流エキス 杜仲流エキス
菟糸子流エキス 茯苓エキス 当帰エキス
麦門冬エキス 遠志エキス 甘草流エキス
黄耆流エキス

こいつがユンケルの最高峰。
4千円もあればテレビに出るような店の分厚い霜降りステーキが食えるのにとか考えたら負け。
ここに至って杜仲、麦門冬、当帰、茯苓と漢方薬のメインを張るような大物が顔を揃える。
しかも生薬はほぼ全て漢字表記でフリガナを振る徹底ぶり。
サンシュユとか漢字で表記されると文字コード変えんとワード下書き保存できんがな。
ちなみに紅参ってのは種としてはこれまで出てきたニンジンとまったく同じもの。
生薬として造る時の製法がちょっとめんどくさい。
フタの造りからして高級感が溢れてるのだが、開けた瞬間からいかにも「薬でござい!」という匂いがプンプン。
味は・・・あれだ、ありったけのハーブとドライフルーツをごった煮にして煮詰めた感じ。
佐藤製薬の公式ページによると、実は疲労回復効果はユンケルファンティーの方が上・・・らしい。
総合評価 甘7 辛8 酸5 苦7


以上、ウチで扱ってるユンケルはこれで全部。
主だったンケルはほぼ全て網羅してあるはずだ。
あ?値段に対する価値?コストパフォーマンス?
良くも悪くもワインみたいなもんだな。

馬鹿はこれを効くと思って飲む。
ちょっと頭いい奴はこんなの効かないやと飲まない。
そして本当に頭いい奴は、この程度の出費は歯牙にもかけねーくらい稼いでるんだよ、きっと。

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あーマズかった。
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posted by 猫耳将軍 at 14:24| Comment(23) | TrackBack(0) | お薬もろもろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月08日

狂騒乱舞、乱れ斬り!

さて。
一連のコメントを見ていただければ分かるだろうが、今回はHN:猫の耳は福耳氏にいただいた生贄があるので、イキの良いうちに捌いちまおう。


本日一匹目の生贄は「日本スーパー電子乾の「ケイ素の恵み」だー。
http://www.nsd-well.jp/product/keiso/
リンク先はケイ素の恵みの商品紹介ページだね。
うーん、このページ、いいね!
このどっから突っ込めば良いのか分からない雰囲気とか最高だ!
まずは技術面から突っ込んでいこうか。

>その抽出法は、二酸化珪素(SiO2)を多量に含む水晶石を溶解釜に入れ、1650℃の高温で8時間以上焼き続け、ガス化した珪素成分を特殊な方法で回収し、不要物質を燃焼処理して純粋な珪素の抽出に成功した水溶性の結晶です。

へーすごいすごい。
まぁ純粋なケイ素の沸点って2355℃、水晶でも約2230℃なんだけどさ。
たった1650℃ぽっちでどうやってガス化=蒸発させるつもりなんだろうね。
最近、特殊製法とか特許製法と謳えば物理的な矛盾にも目を瞑ってくれるとでも思ってる阿呆が多すぎるぜ。
言ってることは「水を30℃で8時間かけてガス化させることに成功しました!」というのと大差無い。
水なら気圧や湿度で沸点以下でも蒸発するけど、ド安定してる水晶相手にそいつは通用しねぇって。
それにいくらガス化させてもケイ素は水溶性じゃねーっつーのに。
仮にケイ素を正直に高温でガス化させたとしても、そいつを冷やして得られるのはゲルであって決して水には溶けないぜ。

あと
>二酸化珪素(SiO2)を多量に含む水晶石
この言い回しも馬鹿丸出しだよな。
「水晶」ってのは二酸化珪素そのもので、石英種としての呼び方なんだから二酸化珪素で当然。
「多量に」どころか不純物を封入している以外はほぼ結晶だぜ。

ちなみに。
この馬鹿げた言い回しはケイ素水を扱っているページの商品紹介文において、かなりの頻度で使用されている。
お分かり頂けるだろうか?
初歩の初歩、極めて低レベルな誤りにも関わらず、揃いも揃って同じミスをしているのだ。
もしもの話だ。
アンタが学校や塾の先生だったとして。
テストの答え合わせをしている時、ある設問において一字一句違わずに極めて低レベルな誤答が見受けられたらどう思うだろうか?
まともな想像力があればカンニングを疑うよな。

じゃあ、これが企業の場合は?

同じ言い回しをしている企業をいくつか集めて、親会社や筆頭株主を辿っていくと?
今回の場合は2つ遡っただけで胴元にブチ当たったので、真相を知りたい人はぜひ調べてみてくれ。

次に薬理、生理的な突っ込み。
今度は同サイト内の「研究資料」を見ていくよ。
http://www.nsd-well.jp/product/keiso/index05.html

転載元は日経(笑)
最近話題のIPSでまんまと一本釣りされた日経(笑)
まあ今回たまたまデカく騙されただけで、どこのメディアにも専門的な知識なんて端っから無いけどな。
それでも普段からの信用度ならアサヒ(爆笑)よりはずっとマシだ。

でだ。
この論文自体は結構なんだが、言い回しがちょっと気に入らない。
つーか元論文ではこんな気持ち悪りぃ言い回しなんてしてない。

>最もケイ素摂取量が多いグループ(1日40mg以上)は、最も摂取量が少ないグループ(1日14mg未満)より、BMDが10%近く高いことが明らかになった。
>ちなみに、カルシウム摂取による同様の研究では、摂取量が最も多いグループと最も少ないグループのBMDの差はたかだか5%だった。

ケイ素を持ち上げたいのが先行して、ちょっとカルシウムをディスりすぎなんじゃねぇの?
ケイ素はカルシウムより2倍くらい有効という論旨に持って行きたいのが見え見え。
単純にカルシウムとケイ素では閾値の上限が違うだけで「両方取れば丈夫な骨になるかもよー」という興味深い話のはずがただ単純に「ケイ素すげえよー」というだけの中身も得るものも無い与太話にスポイルされてる。
大体いくらケイ素が凄かろうと、ヒトの骨がケイ素で構成されているわけもなし。
あくまで主成分は軟骨成分とカルシウムで、ケイ素はそれを補うものだろうに。

さらに、いかにもクソ企業だなぁと思わせるのがコピペ範囲だ。

これが記事元の日経のページ。
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/302512.html
二つを比べてみて、お分かりいただけるだろうか。
日本スーパー電子のページには日経の記事から

>ただし、ケイ素の吸収率は食品の種類や加工法によって大きく変わる。
>ケイ素は穀物の皮にも多く含まれているが、全粒粉から作ったシリアルや、大麦を皮ごと使って作るビールの場合、含まれるケイ素の4〜8割と高い割合で吸収される。
>ケイ素を添加して吸収率を高めた機能性食品は、次のトクホ(特定保健用食品)の狙い目かもしれない。


この部分の記述がまるまる削られているのだ。
この記述を言い換えると
「純物質を抽出しても意味ねーよ」
と、まさにケイ素の恵みを全否定する内容なのだから当然と言えば当然か。
さらにその下の中村栄一氏は、まあ・・・こういう世界では有名なキチガイだ。
論文を抜粋しても見るに値しないことはチラリと目を通せば素人でも分かることだろう。


では、このクソ企業が言うケイ素のはたらきとは何ぞや?
一体なにをもってしてケイ素が体にイイとしているのか?
彼らの言い分がこれだ。
http://www.nsd-well.jp/product/keiso/index02.html

まともに反応するのも面倒なので抜粋して突っ込んでいく。

>元素記号:SIO2
SIO2は化学式だタコ助。
元素とは単体のことで、この場合はSIやO。

>地球大気に一番多いのは酸素であり
重量も構成比も体積比も全てにおいて窒素の方が遥かに上。
具体的には約7割以上が窒素。

>珪素が一番多く含まれている鉱石は石英(水晶石)であり純度の高いもので99.9%の珪素が含有しているものも
ケイ素の結晶を水晶と呼ぶんだから当然だろ頭膿んでるんじゃねぇのか。

>ノーベル賞受賞の野依良治博士は云々〜
最低限ソースくらい出せ。
それにソース出すまでもなくそんな発言してねぇよ。
彼の研究範囲から大きく逸脱しとるわ。
有名人の名前使うならちったぁ外堀くらい埋めろ。

>体内には18g程度とかなり多い保有量が検出され
ケイ素の人体構成比は0.026%。
鉄よりは多いけど十二分に微量構成元素だ阿呆。
しかも18gって体重いくらの人間を想定してんだよ。

>動脈の珪素濃度が年齢の上昇に伴って減少することから珪素が動脈硬化を防止し改善させるのではないか
論文の主旨を理解する頭の無いヤツが論文を恣意的に解釈するとこうなる。
>動脈の珪素濃度が年齢の上昇に伴って減少する
これは事実だが
>珪素が動脈硬化を防止し改善させるのではないか
それがどうしてこうなるんだ。
ケイ素が改善だとかそういう域の話じゃないだろ。
ケイ素を血管に組み込む因子やシステムがあるんじゃね?
それって老化と共に失われるんじゃね?
という全く異なる話だ。
仮に因子やシステムが老化と共に失われるのであれば、ケイ素を使う能力を喪失した人間がケイ素を積極的に摂取するのは無駄という結論になる。
そしてそれは自身が拠り所としているフラミンガム研究及び論文においてもそれを裏付ける結果が出ている。
>ケイ素摂取量を4グループに分けて比較すると、男性や閉経前の女性では、ケイ素摂取量が多いほど大腿骨頚部のBMDが高いことが明らかになった。
この部分な。

>一般的に珪素は地殻、特に石類に多く含まれて云々〜
>例えば藻類、きのこ類、野菜類、果実類、穀類など云々〜

詐欺師や手品師がよく使う叙述トリックだ。
いったい世の中に「健康にいい」と言われている食品が何十万種類あると思ってんだよ。
その中から数十種抜き出したところで、ここまで矛盾だらけの理屈の証左にはならん。
そんなに土や石や自然が大好きなら毎日スプーン一杯の石英粉末でも食ってろ。

>若い皮膚の状態を保ち云々
>子供の成長や老化の抑制に関係のある云々
>関節と靭帯の強化に云々

・・・以下略
全て裏付けされておらず、しかも薬事法違反。

>体内の珪素(ケイソ)は不足しています
別に不足はしていない。
そもそも注目すらされていないからデータが少ないが、日本人平均の理論値は必須摂取量を上回っている。
さらに、摂取法によって吸収率が極めて大きく変化する栄養素に平均摂取量を定めるのは無意味

・・・もういいかな?
もういいよね?キリがない。
ケイ素は人体において有効利用されるべきものなのかもしれない。
純粋にそれを求めて研究している人や機関があることも、また、それなりの仮説やその裏付けが立てられているのも事実だ。
だからといってこういうクソ企業が極めて高額で売りさばく粗悪品がこれらの仮説に則ったものであるかは別問題だぜ。

ちなみに、腎不全との関連は見た限りどこにもなかったぜ。
しかも紹介してるサイトってモロに企業が依頼してるステマサイトじゃねぇか。
http://vipet.jp/SHOP/nsdk01.html
使用してる画像すら転載とか、やる気あんのかこいつ。
さらに
>生命体がもともと持っている自己治癒力・免疫力そのものをサポートします
発売元の「ケイ素の働き」の項目ですら触れてねぇけど、んなこと勝手に書いていいの?
他の突っ込みどころは各自で自己補完でもしといてくれ。
ページそのものは見る価値どころかリンク踏む価値すらねぇけど
このステマサイトからでさえ突っ込みどころを見つけられないような阿呆にまでいちいち説明してたら記事が終わらん。

はい次。
http://www.tanpopostore.jp/foods/t/
潟Gイブル企画による、タンポポ茶ショウキT-1なる商品だそうだ。

名前の由来ともなっているT-1とは、どうやら糖鎖の名前らしいのだが・・・。
さて困った。
この糖鎖T-1なるものについての科学的な情報が名前以外にほとんど存在しないのだ。
いくら調べても「糖鎖T-1」という名称を使用しているのはこの企業および関連商品を紹介しているステマサイトだけ
ごくごくローカル内でのみ流通している隠語に近いものだ。
これが具体的な評価を帯びるのであれば、バルキスの定理黒の教科書エターナルフォースブリザードも世間一般に進出したと見て問題ないはずだ。
つまり、内輪ネタでのみ通用する架空の名称を使って盛り上がっているだけ。

え?それでも突っ込んで欲しい?
じゃあ化学の分野に出てきてる部分だけね。

>希少糖T−1は健康に良いといわれるタンポポのパワーの源で、分子量が600以下の糖鎖のことを言います
>1kgのたんぽぽから36mgのT−1が取れます
たかが雑草からこんだけ取れてれば別に希少ですらない。
しかも分子量600以下の糖鎖って・・・ほぼオリゴ糖じゃん
え、なに?こいつらオリゴ糖をT-1だなんてご大層な名前に変換して盛り上がってんの?
確かにオクラやニンニクにもオリゴ糖って含まれてるよな。
中二病みたいだと思ってたけど、マジでただの中二病じゃん。
ちなみに、中二病がいまいち理解できない方は以下の話と同レベルの内容と認識して頂いて結構ですわよ。

バルキスの定理
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%EB%A5%AD%A5%B9%A4%CE%C4%EA%CD%FD
黒の教科書
http://blog.livedoor.jp/mondstein/tag/%E9%BB%92%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8
エターナルフォースブリザード
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%BF%A1%BC%A5%CA%A5%EB%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%B9%A5%D6%A5%EA%A5%B6%A1%BC%A5%C9

あれまぁ、意外とさっくり破綻しちゃったな。
で、実際にこれを使って腎不全が快方に向かったという実際の報告があるそうなのだけど。
それがコレだ。
http://www.kenko-joho.jp/seikatsu/touzai-medical/page200207c.html

ふーむ。東西医学融合研究会通信、ねぇ。
ちなみに活動内容は融合とは口先ばかりの東尊西卑
そもそもが東洋医学に大きく傾倒している上に最大手スポンサーとしてタンポポストアが挙がっている会報誌のたかが一症例を信用しちまうのか・・・。
しかもこの症例、普通に薬物治療をやってるじゃん。
薬物治療を行っている患者がタンポポ茶も飲んでただけじゃん。
もっと言うなら、たまたま治った人がタンポポ茶を飲んでただけじゃん。
あらゆる「ガンに効く!」と謳われているナゾの健康食品と同じ、これまた叙述トリックじゃん。
その食品が効く必要は全く無く、使った人の中で一つでも都合のいい症例があればそれのみを使う手法そのものじゃん。
都合のいい症例の数万倍はある「都合の悪い症例」は無いものとする、数撃ちゃ当たるを地で行く焦土作戦じゃん。
逆にたったこれだけしか症例ねーの?とツッコまれるべきところじゃん。

ああ、それと書き忘れていた。
多分子構造の物質がが摂取したままの形で利用されるなどという阿呆は、さすがにおいらのブログを既読の読者の中にはもういないよな?

     い な い よ な ?

次。
アニマストラスなるすんげー食品らしいよ。
http://anima.on.arena.ne.jp/

これについてはコメントでも書いたけど、十全食品ほど生物の体にとってタチの悪いものはない
食品において「何でも入っている」ということは「毒も入ってる」ということに限りなく近い。
それが本来であれば体に必須な栄養であっても、バランスを喪失すればそれは余剰物、ひいては毒にしかならないからだ。
では、そのバランスなるものを個別に推し量ることが不可能である限り、十全食品は毒でしかない。

そもそもがだ。
http://anima.on.arena.ne.jp/contents/Frameset.htm
ずらずらと並べられて圧倒されてしまうかもしれないが、コレの中に犬やネコが必須としている栄養素がいったいいくつあるのか
さらに、必須としている栄養素の中で、この商品でなければ摂取できない栄養素が一体いくつあるのか
さらにさらに、このアニマトラスはこれだけで事足りる「食事」ではない。
では、これらのずらずらと垂れ流された成分を食事に付け加えるとどういうことになるのか。
栄養素的には普段どおりにメシ食った後にカロリーメイトを与えるようなもんだ。
さらにさらにさらに、これが一番大切なこと。
おいらはさっきからアニマトラスを「十全食品」と称してきたが。

そもそも「地球上のあらゆる生物は十どころか八も必要としていない」のだ。

健康食品などに引っかかる阿呆によくある考え方だ。
「少ない、足りない」事は異常に恐れるくせに「多い、摂り過ぎ」に関しては呆れるほど無頓着。
これは生きるうえで致命的な欠陥思考だ。
栄養素は少なければ代替機能を駆使し、それでも追いつかなければ機能不全を起こす。
同じように、多ければ排出や保存にコストを割くことになる。
コストで補えるうちなら良いが、それも追いつかなくなれば同じように機能不全を起こす。
どちらも同じ事なのに、どうしてここまで異なる結論に至るのか。
阿呆の思考回路はいつも理解不能だ。

殊に排出コストを一手に引き受ける腎臓が不全の場合。
少ない場合のリスクよりも多い場合のリスクの方が遥かに高いであろうことは言うまでもない。

ちなみに、何度言ってもヒトとネコは違う生物だと理解できない阿呆用にこんな資料があったので参考にしてくれ。
http://www.konekono-heya.com/syokuji/nglist.html


次。
オメガ3脂肪酸、つまり不飽和脂肪酸だな。
まずはオメガ3脂肪酸ってこんなにいいよーと書いてある資料。
http://www.pet-jp.com/news/news6.html
うん、全く参考にならんな。
「あーだこーだこういう作用がある」
といううざったい能書きは、その事実を端的に証明する資料を添付して初めて意味を持つ。
この文章にはそれが全く存在せず、単体では何ら有益な情報は含まれていない
コレを読んで少しでも騙されかけた人間は、自分が一切のソースを必要としない騙されやすい思考回路をしていることを認識すべき良いテスターだ。
実際、奇跡的に大筋はオメガ3についての正しい情報となっているが、要所要所の説明がこれでもかというくらいウソとテキトーだらけだ。
答えだけは知ってるけど過程を全く理解できてない馬鹿が書いた文章なんだろうな。

しゃーないから、代わりにNatureから論文引っ張ってきたからテキトーに翻訳機にブチ込んで読んでくれ。
http://www.nature.com/nature/journal/v461/n7268/full/nature08541.html
これまで不飽和脂肪酸は炎症の原因物質であるプロスタグランジンの材料に置き換わることで炎症を抑えると思われていたのだけど、実は不飽和脂肪酸自体が抗炎症物質の一種に変化するんだよーという内容だ。
炎症の原因物質を無くすんじゃなく、原因物質はそのままだけど、それに拮抗する物質になるんだよってことだ。

ここまでの内容を理解できて初めて不飽和脂肪酸スゲーと言える資格を持てることになる。
これ以前でスゲースゲー言ってるヤツは空気に流されてるだけってことだ。
ちなみに上の論文を読む限り、抗炎症物質であるレゾルビンへの変化が確認されたのは、不飽和脂肪酸のなかの一つであるDHAのみ。
つまり、そもそもオメガ3だの不飽和だのとまとめて一緒くたにする事自体に大きな誤りを含んでいる可能性が高い

理屈はある。
その裏づけもある程度取れている。
ここまで来てやっとこ50点。
この50点を満たして初めて、実際にそれを利用した商品を見る価値を持つ。
http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/kenkoubin/cabinet/morinyu/2122s.jpg
あとの50点は理屈と裏づけを見たうえでなお、その商品が現在の自分に必要なものなのか
使っている理屈が正しくとも、それを応用した商品までもが正しい出来栄えとなっているのか
そして期待できる効果は価格に見合ったものかどうか
そこが問題だ。
この商品のどこらへんが腎不全の猫に必要なもので、理屈を台無しにしている点が本当に無いかどうか。
残りの50点の価値について大いに考えるべきだろう。


さて、あとはオマケの参考資料。

薬を使わずに手作り食で治療をする獣医のページ。
http://www.susaki.com/
中身やコメントを見てると勘違いしてる阿呆だらけで辟易する。
ここは薬をどーしても使いたくないヤツが利用するサイトだ。
薬じゃあ手に負えないような病がどうこうなるようなサイトでは決してない
薬や治療が全てとは言わん。
が、薬や治療は間違いなく多くの疾病に対して最も効果を発揮する可能性が高い手段だ。
最も効果を発揮する可能性が高い手段とは、大きなリスクを伴わない限りはそれ即ち「最適な手段」と言い換えても良い。
そして、最適な手段が目の前に転がってるのにそれを選択しない人間とは阿呆と呼ばれるべきものだ。

具体的な治療の流れ。
http://www.susaki.com/mend/about_06.html
せっかく完全に叩いたりはしなかったのに・・・。

>体に実際に周波数をあて、病原体 、化学物質、重金属、静電気・電磁波などの蓄積ならびに 、各種臓器の状態を探ります。
ヒャッハァー!!
ただの白痴だったぜ!!

キチガイすぎて上で真面目に語ってたのがアホらしくなったぜ・・・。

ただでさえこういうモノを扱うと長くなるけど、複数扱うとえっらい長くなったなぁ。
追加で紹介されたリンク先については次の機会に。


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騙されて嘆くだけなら一生食い物。
何故、どういう思考回路で騙されたのかをできるだけ具体的に、できるだけ辛辣に自己批判できてやっと一歩前進だ。

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posted by 猫耳将軍 at 23:04| Comment(32) | TrackBack(0) | エセ科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

金属生命体でもいいじゃない


http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20121023003&expand#title

面白そうな計画が持ち上がっている。
太陽系第六惑星である土星、その衛星タイタンの本格的な調査が現実味を帯びてきたのだ。
たかが衛星と侮るなかれ、その直径は5000kmを超え、惑星である水星よりも大きい
だが、それこそ宇宙に星の数ほどある調査対象の中でこのタイタンが注目されている理由はそれだけではない。
タイタンにはこれまで確認されている中で唯一、豊富な大気と安定した液体が存在する星なのだ。

大気とは言ってもその97%が窒素で、2%がメタン
さらに一日の平均気温がマイナス180℃、最高でもマイナス100℃とあってはとても地球上の生物が生存できる環境ではない。
しかしその極寒の環境こそが物質の運動エネルギーを抑え、タイタンに安定した液体と大気をもたらしているそうだ。

タイタンの調査は今回の計画が始めてのものではない。
直接星影を撮影したボイジャー1号2号に始まり、2004年にはカッシーニが衛星に直接探査子機を投下している。
これだけの直接的な干渉をしているだけあり、月に次いで内部が把握されている星だ。
人類の技術力や地球と土星の距離を考えれば異常と言っていい。
それ程に人類の異なるルーツを持った「同胞」を求めるエネルギーは強いということだろう。

地球上の生物にとっての苛烈な環境もそうだが、これまで当然と思われていたある種星に関する常識の否定もされている。
タイタンの表面には陸地や海、川や火山のような地球と同じような地形が外観からも確認されている。
この事から、その内部構造も地球や火星、月のような他の多くの星と似たような「ありふれたもの」だろう、違いがあるとすれば成分と構成比くらいのものだというのが大方のエラい方々の予測だった。
しかし実際に探査機をブチ込んでみて送られてくるデータはエラい方々の予測をあざ笑うかのようなものばかり。
そもそもの内部構造の時点で地球のようなコア、マントル、地殻のようなはっきりした構造ではなかったのだ。
何せ観測地点によって重力にバラつきが出るというのだ。
これはコアの中心部から順に重い物質で、外側に行くほど軽い物質の順に整然と構成されている星では有り得ない。
予想の域を出ないが、確認できる地表の下は重い物質も軽い物質もゴチャ混ぜのマーブル状態で、そのせいで重力にバラ付きが出ていると考えられている。
地球の常識では重いものは重力に従って下(星の中心部)に向かって沈むものであり、地球も出来た当初は鉄だろうが岩石だろうがドロドロのゴチャ混ぜであったにも関わらず現在の状態に落ち着いた。
この状態が土星およびタイタンが完成して少なくともウン十億年間もマーブル状態で維持されている時点で地球の常識なんてクソ食らえなのだ。

とりあえず、これを機に「水と大気が無ければ生命の可能性はない」などという、いつの間にか疫病の如く蔓延したクソったれな「常識」もいい加減に払拭してもらえることを切に願う。
恐らくエラい阿呆が探しているのは「有機生命体」なんだろうけど。
こちとらこんな何処がはじっこなのかさえよく分からない宇宙でボッチ状態なのに、エベレスト山頂で満貫全席食い散らかすより何兆倍もゼータクなこと抜かしてんじゃねぇよと。
ただでさえひっくい可能性をさらにテメーで絞ってどうすんだ。
ひっくい可能性をチンタラ探してる間に太陽が何回寿命を迎えるもんかわかったもんじゃねぇ。
そんな≒ゼロに挑むくらいなら。
いいじゃないか、この宇宙で始めての隣人がはぐれメタルみたいなヤツでも。
p1130335.jpg
・・・ベギラマで焼かれるのは流石にアレだけど。

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何かいたらいたで、結局は大騒ぎなんだろうな。
根っこの部分は肝試しするDQNとあんまり変わらないな。

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posted by 猫耳将軍 at 17:01| Comment(17) | TrackBack(0) | 科学技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする